やはり中国の景気後退の影響が大きいのでしょうが、これにより日本はかなりのダメージを受けているように見えます。
実際に春闘の回答は、伸び率が大幅に減少しておりますし、特に製造業にはこの辺に苦しさが表れているように思えます。
もちろんこれだけではありませんし、まだまだ問題は出てくるでしょう。
ですから、相場は先々安くなるであろう・・・とは思っているのですが、ちょっとおかしいなと思っている自分もいます。
と言いますのは、相場というものは概ね6か月後の景気を先読みして動いていると言われています。
既に景気は確実に悪くなっているはずなのに、どうして株価は緩やかながらも右肩上がりなのでしょうか?
今から半年後と言えば、9月中頃で消費税増税直前です。
確かに、この頃は多少なりと駆け込み需要もあるとは思いますが、景気が良いとは思えないのですよね・・・。
しかし、現実の株価はこうして高い訳です。
こうした上昇基調があるという事もあって、この相場で売ろうとも思わないのです。
もちろん他の要素もあります。
例えば、先日もレポートしましたが、相場参加者の多くが弱気なのです。
騰がれば売りたいと思っている投資家ばかりなのです。
こんな状況で本格的下げが出るのか?
とまあ、色々考えた上での強気維持が今の基本的な方針です。
ちなみに、中国の景気が悪くなってきているのは、米からの攻撃の影響もあるのですが、これまで中国が儲けれた、大きな要因の一つはスマホの普及であるのです。
中国は日米から盗んだ技術で格安にスマホを開発して世界中に売ってきました。
しかし、スマホの機能は既に行きつくところまで行きついており、時代はスペックよりも、低価格を求めるところへ来ているのです。
高性能に越したことはないのですが、素人目にもこれ以上の高機能にしてどうするのだ?というレベルには到達していると思うのです。
それが故に、中国は主要な商売がなくなった。
ですから、新しい技術を盗み、それを売って行く必要があるのですが、これから売れる新技術は見えてきませんし、米が泥棒は許さないという強い目で中国をにらんでいるのです。
残念ながら中国に明るい未来はないでしょう。
中国が明らかにおかしくなっていると感じるのは、ここのところ習近平が表に出てきていないのです。
テレビに映るのは、いつも李克強ばかりであり、これは権力構造にも変化が出たか?と思っているところです。
とにかく米の攻撃で相当ダメージは増していると思いますが、景気後退の真相は米の攻撃によるものだけではないのです。
ですから、部品を売る事に専念していた日本企業は、そろそろ目を覚ましてMade in Japanの復活に向けて動くべきでしょう。
そうしなければ中国同様に日本にも明るい未来はないでしょう。
ですが、先にも述べたように、株価は意外と高いのです。
単に売るための上昇相場なのか?
それとも消費税増税が回避されるという事を先読みしたものなのか?
はたまたMade in Japanを先取してのものなのか?
まあ、法整備も進んでおりませんし、Made in Japanはまだ無理だと思うので、やはり消費税増税の延期か凍結が濃厚・・・といったところが、この相場を支えているのかも知れませんね。
いずれにしても、単純に売りだけを考えて行くべきではないでしょう。
さて、個別の推奨銘柄ですが、あれがいい感じで上昇してきておりますし、大型株のあれもいい感じでじりじり値上がりしてきております。
そろそろ買い場も終わりかなと思いながら見ているところです。
まあ、これ以外にも色々あるでしょうし、皆さまも強気で相場を見ながら買いで利益を目指してみてはいかがでしょうか?
いずれ下がるような相場だとは思っているのですが、所謂「頭と尻尾はくれてやれ」というやつです。

ああ・・・もうだめだな・・・と思ってから売っても良いのです。
それまでは買いで取って行けば良いでしょう。
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