ボーイングが墜落事故を起こして売られたにも関わらずなので、相当強い印象を受けました。
ただ、日本株同様に高値警戒感が強いですし、空売りが相当入っているみたいで、この踏み上げが起こっている状態だと思われます。
何度も書いてきている事ですが、誰もが思う方向に相場は動かないのです。
多くの参加者が下げると思って空売りすれば、結局下がれば買い戻すし、上げれば恐怖で買い戻すのです。
特に売りは、買いよりも恐怖感が強くなりますからね。
どこまでも上昇する相場だとは思いませんし、どこかで大きく下がる相場だとは思うのですが、下げと見るのはまだ時期尚早ではないかと思っているところです。
特に米は大統領選挙を控えておりますので、相場が大きく崩れるような政策は打ち出してこないでしょう。
まあ、どうやろうと止められない時は止められないのですが、今はまだ米の景気が良いですし、直ぐに崩壊するようなシナリオは想定しなくともよいでしょう。
とは言え、無警戒で行ける程に強い相場ではありませんし、注意は必要ですけどね。
ところで「225と225先物の値段が乖離しているのは何故か?」という質問をメンバーから頂きました。
初歩と言えば初歩なのですが、意外と分かり難かったりもするのかも知れないなと思いましたので、説明しておきます。
所謂225というのは、現物株の状態ですので、配当金がある訳ですが、225先物にはこれがありません。
現在、225に関連する配当分は170円程度あると見込まれるので、この分が先物よりも高くなっています。
ですから、3月27日に4月受け渡しの取引になるので、この日に225は配当分が無くなるので、先物と理論上は同じ値段になります。
これが、所謂「配当落ち」です。
では、この乖離はいつから起こるのか?
大きな配当時期はもちろん配当が集中する3月ですが、中間配当の9月、年末決算の12月と、その中間決算の6月。
そして、これらに属さない2月配当だとか、色々ありますが、常にこれらの配当時期を睨んでの動きになります。
ですから、何月何日から乖離して行くとか、そういう事ではないのですが、主に配当の2か月前から1か月前位には乖離が大きくなり始めており、その後は配当落ち日に向けてピークになって行く訳です。
ただ、配当は予想値でしかありませんし、同じでもありませんので、乖離幅は毎回異なります。
また、相場上昇の期待が高ければ、より乖離が大きくなりますし、下落懸念が強ければ乖離は小さくなる訳です。
気にしても仕方のない事ですが、こうした理由で乖離が起こっているとお考えいただければよろしいかと思います。
まあ、大した利用価値はありませんし、知っていたからと言って得することはないのですが、先物の値段を見て現状を見誤らない様にして頂ければとは思っております。

さて、注目銘柄の状況ですが、もう少しもたつくかと思っていた3816大和コンピューターがなかなかいい感じで上昇しておりますね。
じりじりと高値に向かっておりますし、その内再度高値更新という事になりそうですので、見るだけでも見ていて頂ければと思っております。
まあ、もう少し調整が必要だと思っているところですし、このまま上昇する必要などないのですけどね。
当然ここから買いたい訳でもありませんし、買ったならば持っていれば良いと思っているところです。
後は、まだまだ静かに動いているあの銘柄を安いところを狙っていかに上手く仕込めるかです。(ヒントは銘柄コード「3000番台」です)
今日は上昇しておりますが、相場がもたつけばチャンスはあるかも知れません。
特に先週末と、昨日は買いに適した日でした。
こういう場面で相場と共に弱気になっていると勝てないと思いながら見ているところでした。
それと、鈍い反発ではありますが、9726近ツリに注目しております。
既にご紹介した銘柄ですが、5月連休関連という事で、まだ相場は残っている気がしております。
ここのところ、もう良いだろう・・・という事で利食いした銘柄が爆発したりしており、十分利益は得ているのですが、手放せずにいる銘柄です。
まあ、4588オンコリスバイオの様にはならないとしても、上手く行けば1600円~1800円位は見込めるだろうと思っているところです。
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