今日の最大の懸念材料は8411みずほ銀行の特損かな?と思っていたのですが、6723ルネサスが工場の一時停止と伝わり、ルネサスがS安まで売られることとなりました。

みずほショックではなく、ルネサスショックという感じですね。




まあ、225に関してはそこまで弱くなっておりませんし、影響は限定的でしょうが、両社の差というのは特損で損失を確定させたみずほと、工場閉鎖でどれ程影響が出るか分からないルネサスというものです。

売られてはおりますが、みずほはこれで損失を確定したのですから、取り方によっては好材料にもなるのです。

一方ルネサスは、中国向けが大減速で生産調整を余儀なくされ、国内6箇所の工場を最大2か月停止するというものでした。

2か月も停止するというのは非常に大きな打撃ですし、このまま中国が沈み込んだままであれば、その後も生産は回復させられない事になる訳です。

これではどれ程業績が悪くなるのかの見当が付きませんし、売られてもっともだと思うところです。

それでもどこかで落ち着くのですが、見えてくるまでは手出し不要でしょう。

特に今回の生産調整の原因は中国です。

中国は悪くなって当然の環境ですし、何度も「中国向けの企業は気を付けてください」として来たのは、こうした事が起こることが分かっていたからです。

まあ、それでも目先は減税でテコ入れする訳ですし、一方的に下げるとも思いませんが、そもそも中国が不調に至った原因は米との問題です。

米は中国に対して不誠実な行いを止めろと要求しているのですが、これに応えられる国では無いのです。

今のところ米中通商交渉は良い方向に向かうのではないかと予想されておりますが、先日の米朝首脳会談から学べるのは、半端な妥協では米が首を縦には振らないだろうという事です。

米は妥協すれば、「弱腰だ!」と糾弾され、トランプ大統領の再選は危うくなります。

ですから、妥協はしないと思っていて良いのです。

トランプ嫌いの方々に一つお伝えしておきますと、確かに彼の言動は乱暴な部分があるとは思います。

しかし、彼の向かっている方向は誰にでも分かるのです。

それは何処かと言えば、律儀なまでに選挙公約を守っているのです。

ですから、彼は公約通りに行動しているだけであり、行動が全く読めないのではないのです。

あくまでも公約通りの正直者である。

ただこれだけの事です。

ですから、行動が読めないというのは全く嘘で、逆にこれほど行動が読みやすい大統領は過去に居なかったといっても良いでしょう。

今までの大統領は公約なんて屁とも思っていない様でしたからね。

何としてでも引きずり下ろしたい野党民主党とメディアがタッグを組んで色々と嫌がらせを行っておりますが、いちいち耳を貸さない事です。

最近はコーエン氏の証言が話題になりましたが、所謂ロシアゲートにつながる証拠は何一つ見つかっていないのです。

それどころか、知らべれば調べる程に明らかになってくるのはクリントン氏のロシアゲート。

だから次の大統領選挙にはクリントン氏が出てこないのでしょう。

とにかく、メディアに騙されない事です。

真実はいつも別のところにあると思っている位がちょうどよいでしょう。

ところで、形は米中の貿易戦争ですが、実はこれは中国対先進国であり、日本も米と共に戦わなくてはならないのです。

問題のファーウェイから日本企業に大量の部品発注があったそうですが、金欲しさに応えていい訳がないのです。

これに応えるならば、米とは敵対関係になってしまうからです。

その辺のところは本当に分かっているのかどうかですが、これ以上悪い方向に行かない事を願っているところです。

しかし、中国だとか、韓国だとかがデカい顔をしていますが、結局は日本の工作機械が無ければ最新のものは作れないし、日本製のフッ化水素が無ければ半導体も作れないのです。

これらを輸出して儲けるという事を改めて、国内で生産する道を切り開いていくべきではないのですかね?

そうして行けばルネサスも助かるのではないかと思いますし、カネカネカネとばかり言っていないで、少しは国益も考えて行ったら良いと思っているところです。

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