今日は、完全に4592サンバイオショックですね。

マザーズ指数は5%近い下げで、完全に暴落状態です。

幸い他の銘柄への影響は、今のところはそれ程大きくはないのですが、サンバイオはこのまま売り気配で張り付くでしょうね。




連れ安で買いたい銘柄は色々ありますが、十分に引き付けてから行動すべきでしょう。

しかしこの、サンバイオの話は酷いですね。

バイオだから仕方が無いとは思う部分もあるのですが、他のバイオと比べても酷いと思うのは、今回開発に失敗した新薬ですが、この新薬一本しか期待できるものが無かった様なのです。

大抵のバイオ企業は、同時進行でいくつかの薬を開発しているところが多いので、失敗すれば痛いとしても、ここまで酷い売られ方はしないものです。

まあ、どこまで買われていたかにもよるのですが、サンバイオに関しましては、かなり高いところまで買われておりましたし、マザーズ指数をこの一社で支えていたようなものでしたからね・・・。

今回の失敗はマザーズ市場への激震となりますし、明日以降も影響を及ぼしてくる可能性があるでしょう。

本当は一社だけの問題なのですが、他のバイオ企業に対する不安を増幅させますし、新興市場全体に対する不安も増幅します。

また、物理的に同社株の損失を補填するための売りが、他の銘柄に出されてきますので、どこでどう売りにつながるか分かったものではありません。

現時点では他の銘柄に対する売りはそれ程きつくはないのですが、今日の時点で片付く問題ではないという認識でいた方がよいでしょう。

さて、今回の問題は、所謂企業自身のリスク管理の問題でもあると思うのです。

この薬が上手く行かなければ、企業の存続自体が危ない・・・。

上場企業として、そのような経営は、どう考えても間違っていると思うのですけどね。

ただ、株式投資もそうなのですが、少ない資金で大儲けして行きたいとなりますと、どうしても銘柄は絞って行かざるを得ません。

ですから、買っている銘柄が暴落となりますと、それだけで敗北が決定してしまう事にもなるのです。

薬の開発は、株の様にあっちもこっちもとは行かないのかも知れませんが、株式投資でリスク管理の警鐘している私にとっては、非常に恐ろしい事ですし、こういう危ない経営内容のところは、例え期待できると思っても集中投資はしない様にしたいものです。

現在推奨している銘柄にも期待できる銘柄はあるのですが、一極集中は絶対にしない様にと指導しております。

今回のサンバイオの件の様に、先読みは出来ない悪材料というのは、必ず出てきてしまうものなのです。

そういう場面に出くわしてしまった時に、いかに的確に行動できるかという問題があるのですが、最低でも分散投資を行っていないと対処のしようもないのです。

ですから、こんな失敗をしたくなければ、少なくとも分散投資は行って行くべきものと強く思うところです。

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