最近気になっている事があるのですが、どうして政府もメディアも「女性の活用」「高齢者の活用」「外国人の活用」と、何故に「活用」なのでしょうか?

辞書を引いても、活用とは物や人の能力を上手く使う事とあります。

使いたいのは人であるはずなのに、狙っているのはその人の能力なのでしょうか?




確かに能力ではあると思いますが、何か物質的であり、温かさを感じません。

言い出したのが誰だったのかは分かりませんが、この表現はあまりに失礼なのではないかと思うのですけどね・・・。

まあ、町でインタビューされていた高齢者が、我々高齢者を活用してほしいとか言ってましたので、気にしている風でもない様な感じでしたが、報道は都合の良いところばかりを切り取りますから、この一言で納得することは出来ません。

ただ、本当にどうしてこんなに温かみのない単語が普通に使われ、誰もそれに文句を言わないのか?

いつか私も活用と言われて喜ぶ日が来るのでしょうかね?

まあ、私のレポートは活用して頂きたいと思っておりますし、投資においては私を活用して頂ければと思いますが、それはお客様だからこそ許されるものであり、これがもし自分の上司や国からであれば、御免被りたいところです。

やはり人に対して「活用」とか言っている時点で、既に意識がどうかしている、ところですし、こういうおかしな単語は変えて行くべきでしょう。

こんな人を人とも思わない様な単語を平気で使うような世と言いますか、政治ですが、どこかネジが緩んだような状態だから賃金や労働時間の動向を把握する厚生労働省の「毎月勤労統計」統計不正調査の様な事が行われるのでしょう。

これは、本来行われるべき調査を行わずに統計を発表していた事件ですが、投資の世界においても非常に迷惑な話です。

騒がれているのは多くの国民が影響を受ける年金などですが、投資は景気の見極めが重要であり、こうした統計が不正であると、何を指標に取り組んだらいいのかが分からなくなるのです。

本当に迷惑この上ない話ですが、例えばこの不正により、アベノミクスが成功であったのか?失敗であったのかも分からなくなる可能性があるのです。

もちろん、思ったよりも上手く行っていたという可能性もあるのですが、基本的に緊縮路線で来ておりましたから、失敗していた可能性もある訳です。

まあ、景気がどんどん悪くなっている気はしませんし、大きな失敗になっていたとは思いませんが、言う程の成果は出ていなかった可能性は高いのではないかと思っているところであり、だからこそ株価もこの程度なのでしょう。

本当に信じられない話ですが、今の日本の役人のレベルはこんなものなんですかね?

まあ、数十年前の役所なんて、本当に酷いものでしたが、今はそんなことは無く、一般的に公務員はずいぶん質が上がったとは思うのですが、こういう国民が見えない様なところにいる公務員は、ある意味では何も変わっていないのかも知れません。

さて、米国株安から軟調スタートとなっている東京株式市場ですが、思ったよりはしっかりした印象があります。

押し目を買うチャンスと思って見ているのですが、思ったよりも押さないですし、例えば、先日もご紹介した3541農研は高値圏にも関わらず60円安程度の値動きであり、目立って押しません。

もう少し押せば買っても良いと思っているところですが、ここでは見ているだけになります。

もちろん安いところで買った分はそのままで良いと思っているのですが、買い直しであるとか、新規参戦となりますと、様子見せざるを得ない感じです。

他にも色々あるのですが、どうも押しが半端で手が出しにくい状況です。

まあ、こういう相場というのは、意外と強くて上に行く事が多いと思いますので、後場にはちょっと期待しているところですけどね・・・。

ですから、前場の弱いところは押しは足りないが、コツコツ拾ってみたいところです。

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