NYダウの上げ幅は過去最高だそうです。
買われた要因はAmazon等の小売業が年末商戦が好調であったという報道がきっかけでしたが、ここのところ売られていた材料が解消された訳ではありません。
売っていた材料と、買ってきた材料が違うのですし、今後どこにスポットを当ててくるのかが分からないのですが、とりあえずは目先の底は打ったような感じがしますね。
日本株もまた目先の底は打ったと思うのですが、米国と違って景気が良い訳ではありませんし、今後の日本の状況を考えますと、買うものはしっかり選別して行かなくてはならないでしょう。
注意しなくてはならないのは、一服したかに見える原油安ですが、このまま落ち着く方向に行くのかどうか?
そして、更に気を付けなくてはならないのは円高です。
今回のFOMCで利上げを決定したのですが、その影響で株式市場は暴落したのです。
「やるな!」との圧力に屈せず、足元の指標を頼りに冷徹に利上げしたパウエル議長でしたが、この反応を見たら次の利上げは超慎重に行わなくてはならないでしょうし、本当に経済が失速して来たならば利下げも行わなくてはならないかも知れません。
大方の見方は来年2回という事ですが、現状では1回か、無しという状況ではないかと思っているところです。
となりますと、必然的に為替は円高に振れる訳です。
円安頼りの増益は期待できなくなる訳ですし、輸出企業は相当苦しくなるはずです。
また、先に述べた原油安ですが、原因は中国の没落なのです。
中国が爆食いできなくなった為に、こうして原油が下がってきているのです。
もちろん目先としましては、これを材料にした売り仕掛けであるとか、仕組債のノックインであるとか、様々な要因がありますが、更に中国は苦しくなっていくのは目に見えているのであり、原油価格もここで止まる保証はありません。
とりあえずは反発するかも知れませんが、結局行きつくところは未だ下である可能性が高いと思っているところです。
話があちこち飛んで申し訳ないのですが、この中国の没落による日本企業のダメージも大きいと思うのです。
特にハイテクは苦しいでしょう。
米が強い警告を発しているファーウェイ製品の排除の影響は、相当大きなものです。
こうしたことを考えて行きますと、円高、輸出企業の苦境。
特にハイテクですが、これらの影響が225に出ることは確実であり、目先は反発ですが、結局向かうのは下であろうと思っているところです。
まあ、これら以外に買える銘柄はありますし、どうにもならない相場だとは思っておりませんが、この流れを分かっていないと大きな間違いが起こるでしょう。

また、年末年始の休みも多いのですが、来年のゴールデンウイークは投資家にとっては最悪の10連休です。
これは私も経験したことのない事態であり、いったい何がどうなるのか見当もつきません。
更に言えば消費税増税もありますからね・・・。
凍結ならば好転する可能性もありますが、延期では何の意味もありませんし、2019年は相当苦しい一年になるだろうとは思っております。
ただ、それでも銘柄を選別すれば買いでも行けるでしょう。
ポイントとなる銘柄はカラ売っておいて良いと思っておりますが、基本はあくまでも買いであると判断しているところです。
さて、225の目処ですが、これはメンバー限定にお届けしておきますが、とにかく高いところで買いに行くとやられる相場であるという事は理解しておくべきでしょう。
買うとするならば、一昨日の様な下げの局面であり、こうして上昇してきているところではありません。
後はとにかく材料株を上手く買って行く事です。
下げている場面を見逃さず、コツコツやるのが成功への道です。
良質な材料株を買い、この苦しい相場を切り抜けて行って頂ければと願っております。
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