クリスマスのプレゼントには期待してなかったのですが、今日は株価暴落というプレゼントを頂きましたね。

右も左も宝の山ですね。

無茶な投資をしていた方にとっては地獄でしょうけれども、余裕を持たせて下落に備えていた私たちにとっては最高のクリスマスです。




ただ、最高だと思っていても、奥歯は堅く噛みしめられているのです。

確かに宝の山だとは思っていても、楽な訳がないのです。

株の利益とは、常にこうした苦しみの先にあるものであり、決して楽に手に出来るものではないのです。

もちろん銘柄は選ばなくてはなりません。

多くの銘柄は、今日明日辺りで底値になって、反発することと思いますので、今日明日の苦しいところを買えば勝ちだと思っていますが、それはあくまでも目先の話です。

特に日本株は先々苦しいはずで、楽な相場は待っていません。

理由は様々ですが、今日はその中でも大事なところを取り上げて解説してみたいと思っています。

まず、今回の下げの原因ですが、間違いなくFRBの利上げが発端です。

指標的には確かに利上げは正解なのですが、今後の米国経済の失速であるとか、世界経済の鈍化を考えれば、一歩先を読んで見送りを決断しても良かったはずなのです。

危険な程にインフレが進んでいる訳でもありませんし、慌てる必要など全くないのです。

しかし、FRBは、単に足元の指標を機械的に判断して利上げとし、それにマーケットがNOを突き付けました。

トランプ大統領がFRBに口出しすることに対して色々意見する評論家が多いのですが、基本的にはトランプ氏の先見性は確かだと思って良いでしょう。

確かに口出しすべきことではないかと思いますが、言ってることは間違いではないでしょう。

そして、この流れから言えば、来年は世界経済は更に鈍化し、米は利上げどころか利下げも必要になってきます。

そうなればドル安円高であり、日本株は地の底に沈みますね。

おまけに消費税増税ですから、日本に助かる道は増税凍結と、財政出動しかありません。

消費税増税の最終決断は5月だそうで、そこまでは綱引きが繰り広げられるでしょうし、株価も低迷するでしょう。

その頃の株価は、今よりも安いでしょうから、この下げでも売りが正解であるとは思います。

ただ、それは中長期的な話であり、目先としては明らかに下げ過ぎであり、ここまで下げればリバウンドもします。

特に皆が投げている様なところで投げるなんて馬鹿な話はなくて、ここで買わずにどこで買う?の状態です。

ですから、今日は素敵な株安というプレゼントであると言っているのです。

さて、世界経済が鈍化するのはもはや避けようがありません。

原因は様々ですが、最大要因は中国です。

今までの中国は、オバマ元大統領が現職の時に、米から様々な技術を盗み出し、経済発展を遂げてきました。

しかし、それに怒った米国が「NOチャイナ!」に動いたのです。

先月の米中首脳会談で、中国に対し行いを改めなければ更に貿易関税を引き上げるぞとしたのです。

「盗みを止めるのかどうかは90日以内に返事をよこせ!」ともしました。

その結果、ただでさえ10%の関税で参っているのですから、中国はそれを飲むしかないのですが、そもそも盗みで食ってきた国であり、盗みを止めたら食える仕事がないのです。

その結果どうなるのかは分かりませんが、いずれにしても中国に今までのように生きる道はなく、真面目に細々と食いつなぐ位しか道は残っていないのです。

まあ、軍事的に暴発する可能性は残っていますが、日米と戦って勝てる力は今のところありませんからね・・・。

ちなみに、中国をここまで悲惨な状況に追い込んだのは習近平ですが、後釜に入りたいと思っている人は誰もないそうです。

もはや手の付けられない状態であり、全ての罪を習近平に押し付けて、ほとぼりが冷めたところからやり直したいという事なのでしょう。

このような状況ですので、とにかく中国はこれで終わりであろうと思っているところです。

実際に原油価格も留まるところを知らずに下落し続けておりますし、今や40ドルを守れるのかどうかというところまで来てしまっております。

これで困っているのが産油国でありますが、特に危ないのがロシアです。

流石のプーチン氏も、冷や汗が止まらない状況でしょう。

もしかすると北方四島は一括返還の方向に動くかも知れませんね。

ここまで原油が下がると、国家そのものが存続不能となる可能性すらあります。

まあ、この原油安に関しては、日本にとっては唯一の好材料ですね。

輸出先が中国であるような企業はどうにもなりませんが、これはプラスに働くと思っていて良いでしょう。

とにかく難しい世界情勢ですが、先行きは暗いです。

中国の没落をどこで織り込むのか?

これが見えてくるまでは、基本的に下げであり、基本的には買うべきではないのです。

ただ、それでも目先としては買いでありますし、銘柄を選別すれば大化けするものも出てくるでしょう。

これが株の面白さであり、怖さでもあるのですが、時系列をしっかり頭に入れて対処していって頂ければと思っているところです。

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