ファーウェイのCFOが逮捕されたと発表されたのが5日で、この下げを見てファーウェイショックと呼ばれておりますが、逮捕されていたのは1日であり、相場は既にその直後の取引日である3日からおかしかったと言えます。
ですから、この5日発表の逮捕報道ですが、完全にインサイダーで流れていた可能性が高く、知らない我々は完全に嵌められた状態にあります。
証拠がある訳ではありませんが、チャートはそれを物語っておりますし、いつの時代になってもこうした取引は無くならないものだと実感しているところでした。
確かに犯罪はよろしくないのですが、現状インサイダーに近づいた人が得する状態ですし、実際問題としてインサイダー取引を撲滅することは不可能であろうと思うのです。
よろしい事ではないが、無くならないし、無くせないのであれば、極力それに近い情報を手に入れる努力はしなくてはならないでしょう。
まるで犯罪助長ですが、私の感覚でいえば、自動車のスピード違反の様なものです。
ただ、インサイダーでも許されない類のものはあると思っています。
それは、倒産確実なのに、良さそうな話をばらまいて売り抜けるとか、これはもう許されない犯罪であると思っています。
特に会社役員が、売り抜けるのは最低の行いであると考えておりますが、実際にインサイダー取引で捕まっているケースのほとんどは、こうした類のものです。
後は情報が集約される証券会社の調査部であるとか、そういう特殊な部署の人間がやると捕まっておりますね。
それ以外はそれ程厳しくない感じであり、同じインサイダー取引でも、許されるものと許されないものがあるのかな?という感じは受けております。
まあ、SECも全ての銘柄を解析している訳ではありませんし、苦情があった銘柄を重点的に調査するのでしょうから、こういう結果になるのだとは思うのですが、いずれこうした調査もAIで監視されるようになれば、怪しい取引等一切認められない。
そんな時代もやってくるのかも知れません。
まあ、インサイダー情報などというものは、喉から手が出るほどに欲しいとしても、そう簡単に手に入るものではありませんし、実際に手に入ったとしても、それがどれ程買われる材料になるのかは分からないのです。
株価というものは、材料云々は大事であるとは思いますが、それを買おうと思う人がどれだけいるかにかかっているのです。
ですから、どんなに凄い材料だと思っても、それを機に売ってくる投資家が多ければ、それはそこで終わりなのです。
どこの誰がどれ程買おうと思っているのか?
実はこれが、最も大事なところであり、インサイダー情報は喉から手が出るほどに欲しいとしても、一番欲しい情報ではないのです。
そして、この情報はインサイダー情報を手に入れるよりは容易に手に出来る情報なのです。
有力投資家と仲良くなれば、それだけで仕事の半分は終わりですからね。
とは言え、相手もメリットが無ければ情報を教えてきたりはしません。

メリットとは何か?となりますと、それは大概自分が売り抜けるための提灯が欲しいのです。
ですから、情報を手に入れるのはそれ程難しくはないのですが、利用方法は難しいのです。
下手をすればこちらが嵌りますからね・・・。
本当に一筋縄では行かない恐ろしい世界ですが、それが故に面白いとも言えますし、それが故に私はここに居続けているのだろうと思っているところです。
情報を集め、知恵を絞り、最適解をメンバーにお届けする。
もちろん失敗する事もあるのですが、勝率が上がるように精進を続けて行こうと思っています。
最後にランキングのチェックを ⇒
無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。
登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。
よろしければ、登録してみてください。
読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。