前回も押し戻されている200日移動平均線が22300円付近にあり、このまま上昇して行くとは思いませんが、それにしても強いですね。
国内にはろくな材料がないのですから、ここまで強いと不思議と言えば不思議です。
目先一番気になるのは9434ソフトバンクの上場に絡む需給の問題ですが、プラスして12月は他にも20社以上のIPOがあるのです。
ですから、需給の問題が無いとすれば、この値段では弱過ぎるとは思うのですが、とにかく世界は中国の需要減という問題に直面しているのは確かです。
中国から出てくる数字は何も信用が出来ないのですが、コモディティ価格に関しては中国の修正が効きませんから、中国経済の状況を読み解くためには、これを見ていれば良いという事になると思うのです。
特に原油価格は中国需要が一番強く表れているところであり、これが急落したという事は、それだけ中国が厳しい状況だという事になるのです。
当然中国は焦っていると思いますし、だからこそ今週末に米中首脳会談がセッティングされたと思うのですが、この結果が株式市場にとって好ましいものになるのかどうかは分かりません。
米側の方針は、知的財産がどうだとか、貿易不均衡がどうだとかと言っておりますが、詰まる所一番の問題は軍拡による世界へ対する圧力の増加であり、人権弾圧であるのです。
実はこれ等の問題は、中国の経済成長がもたらした悪行なのです。
経済成長すれば、中国人は豊かになり「衣食足りて礼節を知る」となる事を期待していたのですが「衣食足りたら欲が強まった」のです。
しかも、衣食足りたのは共産党ばかりであり、一般の中国人は今尚人民という名の奴隷であり、依然として衣食が足りていないのです。
こんな馬鹿な事態に至るなど、西洋人も日本人も考えもしなかったのですが、この反省が今の中国への攻撃です。
これ以上裕福にすれば、アジア諸国は皆中国に蹂躙されるし、いずれは米も潰される日が来る。
そうなる前の一手であり、本当は遅すぎたのですが、それでも今を逃せば手遅れになる。
そういう段階だと思っていて良いのです。
本来はオバマ大統領がやらなければならなかった事なのですが、米議会も反対ではなかったのですし、仕方がないと言えば仕方がない事です。
ですが、今は中国の脅威を明確に意識している米ですから、そう簡単に事態が好転する事は無いのです。
まあ、中国が大幅に妥協すれば別ですが、それは無いと思いますし、果たしてこの週末の米中会談はいかがなものでしょうかね。
株式市場はやや期待して、やや買われたようですけどね。
まあ、とにかく中国が妥協するか、潰れるかするまでは、米の攻撃スタイルに変化は出ないと思って良いでしょう。
米国民も中国の脅威に気付いており、物価が多少値上がりするとしても、中国を許すべきではないという空気はある様ですからね。
行く末を見守りながら、先々を考えて行きたいのですが、とにかく今面白いのは材料株です。

225もそこそこ良いとは思いますが、現段階で大幅に上昇することは考えられませんし、買うなら押し目でしかありません。
しかし、個別材料株はその限りではなく、素晴らしい銘柄は本当に素晴らしい値動きを見せてくれています。
これから本番となる予想の銘柄もありますし、何とか本番前に仕込みは終わらせておいて頂きたいと思っているところであります。
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