9434ソフトバンクの上場まで一か月となりましたね。

ここまで来ると否応が無しに意識せざるを得ませんが、市場から吸い上げる額は2兆6000億円と言われております。

同社の配当利回りは5%程であるという事から、資金は集めそうな感じはしますが、とにかく額が大きいので、当然株数も多いのです。

証券会社の営業部は連日電話営業を強力に推し進めている様ですが、思う様には売れていないみたいです。

5%も利回りがあるならば、個人投資家よりも一般の方に受けそうな気がしますけどね。

まあ、一般個人に株の説明をするのは面倒ですが、利回りを考えれば売れない事もないはずだとは思うところです。

ただ、利回りが良いとしても、ソフトバンク自体に今後明るい未来があるのか?となりますと、私個人の意見としては疑問があります。

詳しくは先週金曜日の記事に書きましたのでそちらをご覧ください。

簡単に言うならば「成長余力がなくなったので、一番高いところで上場して、きっちり出口を確保」孫社長の思惑はそんなところではないでしょうか。

結局のところですが、上場した時に一番大きく儲かるのです。

上場後にいくら値上がりしても、手持ちの株を売却しなくては利益が出ませんし、上場後に市場で大量に売るのは難しくなりますからね。

そう考えますと、これ以上成長が難しいと判断したところで上場というのは、投資家としては正しい選択なのです。

そういう意味では、流石は天才投資家の孫正義なのですが、それにしてもこの年末にかけての大型上場は迷惑な話です。

ただ、一つだけ救いであるのは、売られる銘柄は業績ではなく、需給で売られるのですから、いずれここで売られた分は元に戻る可能性が高いのです。

ですから、気が重い相場ではあるのですが、買い方にとってチャンス到来という見方で良いと思っているところです。




とは言え、売られている間に世界的に何か問題が起こる可能性はある訳ですし、今後は来年の世界経済がどうなって行くのかに注目が集まって行くと思うのですが、基本的には経済は縮小傾向になると思っています。

縮小せずとも停滞。

ですから、常にリスクを抱えながらの揉み合いの相場であろうし、良好な投資環境とは言えないと思っているところです。

そんな中でいかに利益を得て行くかですが、やはりここは材料株を選別して行くしかないでしょう。

225は良くて横ばいであり、上昇したとしても大幅な値上がりは期待できないと考えているところです。

常に無理をしない余裕のある投資スタンスで行って欲しいのですが、この揉み合いの中で素晴らしい材料株が出てくるでしょう。

そして、その素晴らしい値上がりを見せてくれる可能性の高い銘柄の仕込みは、既に始まっているのです。

目立って上昇する前に、コツコツしっかりと拾って行って欲しいと願っているところです。

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