教科書通りと言いますか、まあとにかく面白みも何もない動きです。
とりあえず、目先は売り叩ける材料はありませんし、買い上がる材料もありません。
まあ、どちらかと言えば売り叩かれる可能性の方が高いようには思いますが、それでもまあ揉み合いではないかと思っているところです。
ちなみに、売り叩かれる可能性のある材料としては、一見好材料に見える原油安ですが、産油国としての米には打撃の部分が大きいです。
また、何故に原油安かと考えますと、やはり中国経済が思わしくないのでしょう。
中国から発表される経済指標は全く問題ないとしても、それが真実のものである訳がないので、それを信じる投資家がどれ程居るのか?でありますが、現実に取引される原油価格には経済の現状がストレートに表れますからね。
ここまで連続で原油価格が下がるという事はほとんどありませんし、それだけ状況は厳しいという事になるのだと思います。
今のところ中国は開かれた国になるとか、寝言の様な事を言っておりますが、現実はこういう事なのだと思うのです。
ですから、ここから先何年かで何百兆円だか千兆円だか興味がないので忘れましたが、外国のものを買うとか言っておりましたが、現実的には無理なのではないでしょうか。
金に困ってドルを売るとか、そんな話が脅しを含めた感じで発信されたこともありましたが、中国がドルを売ったら、それこそ中国元の裏付けが無くなるのですから、ドル売りの後に待っているのは元の暴落しかないでしょう。
そう考えますと、中国は最後の最後までドルは売れないであろうと思うところです。
さて、この中国ですが、所謂「米中貿易戦争」という言葉が最近多く聞かれますが、貿易という枠で見ては全体像が見えません。
事の発端は十何億人だか居る人民を顧客にするために、中国を豊かにしてやろう・・・から始まったのだと思いますが、豊かになった結果中国がとった行動は、あの大陸何千年の歴史通りで、侵略の再開であったのです。
本来、他国を侵略し始めた時の大統領であったオバマ氏は、これを止めなくてはならなかったのですが、世界の警察はもうやらないと宣言し、南シナ海の軍事開発を見逃したのです。
その結果、アジアは中国の脅威にさらされ、日本もまた脅威にさらされる結果になりました。
本来自衛隊は、米に頼らずとも、あの軍事開発を止めさせるべきでしたが、日本もこれを見逃しました。
そのツケを清算しなくてはならないという事で出てきたのがトランプ大統領であり、解決するための作戦の中の一つに貿易関税が含まれているだけであり、起こっているのは貿易戦争ではなく、米中戦争であるのです。
南シナ海の軍事開発は容認しないし、ウイグルの虐殺も見逃さない。
ですから、貿易問題が多少良い方向に向かいそうだと思っても、それで米中が仲直りすることはあり得ないのです。
実際のところ、中国は他国から産業技術、軍事技術を盗みまくっており、今のところは未だ脅威に達しておりませんが、このまま放置すれば本当に脅威に達するでしょう。
仲良くしていれば良いという解決策はないのです。
彼らは、自分よりも弱いと思ったら簡単に侵略して行くのです。
本当にどうしようもない国であり、放置していてはいけない国なのです。
それをよく考えて行かないと、本当に先行きを見誤ると思っているところです。
ですから、最終的には中国は潰されるところまで行くか?
それとも米国をしのいで覇権国になるか?
米をしのぐと思えば、中国は買いですが、しのげないなら売り。
それだけの事です。

さて、日本株ですが、225はともかく、材料株は面白くなってきておりますね。
この状況ですと、大化け株が出てくる可能性が高まっていると思っています。
特に今仕込んでいる某銘柄は非常に有望です。(ヒントは「3000番台」です)
ただ、気になるのは12月19日に上場が決まったソフトバンクです。
これを買うための換金売りが、12月に入ると本格的になってきます。
個人投資家ももちろんですが、機関投資家もまた構図は同じです。
個人と機関投資家、どちらの影響が大きいのかは分かりませんが、いずれにしても株式市場の外からの資金流入はほとんど期待できないので、どうしても売り圧力が出てくるという事になります。
そう考えますと、12月の相場はちょっと気が重いな・・・と。
ただ、IPOが終わってしまえば、後は落ち着いていくと思いますので、国際情勢に問題が無ければ、そこから株高シナリオかな?とは思います。
まあ、国際情勢は問題だらけですので、そう簡単には行きそうもありませんけどね・・・。
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