先日は225が600円も下げて、その後のNYダウは150ドルほどの上昇するも、翌日の225は100円程度しか戻せない。
そして、米国株が600ドル下げて、225は700円も下げる。
どうもしっくりきません。
また、為替も通常とは全く異なる動きで、本来ならばもっと円高になって然るべき動きなはずなのです。
しかし、未だに112円前後の動きですからね・・・。
先日の600円安局面では、欧州からの売りが多かったという事が分かったのですが、日本株投信の解約売りが相次いている事や、中東資金の売りが多かった様です。
そして、それでも売り切った様子はなく、未だ売りは出てくる可能性があるとか。
異常なまでに弱い相場の正体は、明確な意思を持った売りが正体であり、そうした動きを察知していたところが連日空売りを入れていたのでしょう。
先月までは売っても売っても、踏まれて踏まれて大やられだったところも、これですっかり息を吹き返すかも知れません。
その反面、これまで買いで利益を上げてきていたところはおおやられという事になりそうです。
気に入らないのは、ここのところ押してきていた相場を見て、多くの証券関係者が22000円ぐらいが底であろうと予測しており、この近辺ではそこそこ強気で買いを入れてきていた点です。
大体個人が買ってくると、相場は危ない事が多いのですが、今回もまたそのパターンであろうと思っているところです。
225は大事なポイントを割り込み、これが瞬間的な安値で済めばいいのですが、欧州情勢、中東情勢、米中間選挙などを考えて行きますと、相当危ない状況であると言えます。
銘柄によっては期待できるものもあろうかとは思うのですが、この位悪い相場になると茶碗の中から美味しいお米を一粒見つけるようなものです。
どれも同じに見えますし、食べてみても本当に美味しいかどうかも分からない。
そんな相場です。
ただ、一つのヒントとしましては、こういう時に上がっている銘柄は、化ける可能性を持っている事が多いです。
ところで、この下げを見てリーマンショック級だとか言っているのを見かけました。
先日リーマンショックとはどんなものであったかなどを解説しましたし、今の状況がその状態とは思いません。
また、そんなことはそう簡単に起こらないし、今ではないと思っていたのですが、この点に関しては反省しているところです。
今後、欧州発か、中東発か、中国発かは分かりませんが、確かにそれぐらいの規模での大混乱が世界を襲う危険性が高まっている様に思います。
ですから、より強く銘柄を見直し、本当に信念を持って買える銘柄以外は手放して様子を見るべきだと今は思っているところです。
日本株は非常に割安なところまで売られておりますし、ここで買ってもいずれは取れる可能性はありますが、今は買い時ではないでしょう。
225がどこまで落ちたら買いなのか・・・。
これは見ながらレポートして行きますが、とりあえず今は買いで取る事を考えない方が良いと思っています。
まあ、銘柄によっては買って行って良いとは思っています。
先日ヒントを出したバイオの連番銘柄であるとか、プラスで売買されているあれとか・・・。
ダメはダメでも、全部がダメという事ではないのです。

その辺を良く理解して行動して行けば、目先ダメージを受けたとしても、取り戻して行けるでしょう。
株は諦めたら終わりですが、諦めなければいくらでも取り戻していけるのです。
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