米国株安の影響で日本株も概ね下げとなっておりますね。

225の下げは300円を超える場面もありますし、先週のSQの値段をも割り込んできてしまいました。

これが日本株だけの下げであるならば、遂に相場は日本の未来を売りに来たな・・・となるのですが、米国株安から始まっておりますし、この下げはあくまでも世界の流れの中の一つとでも捉えておけば良いでしょう。

とりあえずはまだこの下げは問題ない相場の一場面だと考えております。

折しも今日はNY市場のSQ算出日ですし、これを狙った売り仕掛けとでも考えておけば十分だと思っているところです。

ただ、今後の日本の事を考えますと、確かに売っていた方が確実性が高い相場の様な気はしてきております。

今のままであれば、いずれ下げる可能性は高いですからね。

とにかく気になるのは、来週の首相訪中です。

先日の日経新聞で伝えられたことが約束として取り交わされると、日米通商交渉の行方がガラッと変わる可能性があります。

今は米は日本を仲間だと思ってくれているはずですが、あの内容で中国と約束したら、米は日本も敵とみなしてくる可能性が高いですからね・・・。

これは恐怖を感じない方がどうかしていると思うのですが、新聞を見ていると、基本的には「中国と仲良くすることは良いことだ」という論調で書かれている事が多いですし、メディアもまたそういう方向に報道している様に思えてなりません。

本当に危機感で一杯の訪中ですが、国民の多くがこの危機に全く気が付いていないような気がしてなりません。

消費税とは、そもそも低所得者程負担が大きいものであり、低所得者ほど声を上げるべきなのですが、全くそういう声は聞こえてきません。

また、円安にしてもそうです。

低所得者程円が高い方がものが安く買えて良いのです。

特に輸出企業に勤めていない人にとっては、円安は悪でしかありません。

そもそも自国通貨の価値が下がって何が嬉しいというのか?




多くの製造業は、既に海外に出て行っているので、それ程円安にこだわる必要はないだろう?と、トヨタやキャノンが儲かったって、俺たちの給料は上がらないと、声を上げるべきなのですけどね。

まあ、一つだけ輸出企業が儲かって、我々庶民がその恩恵を受ける手段があります。

言わずと知れた株式投資でありますが、これならば儲かっている輸出企業の株を買えば、配当がもらえますし、買値より騰がれば売却益も得られるでしょう。

それなりに見る目が必要となりますが、株式投資までやって、輸出企業を買って「円安を望む!」なら分からなくもないのです。

ただ、多くの国民は、株はやらないし、円安にも文句を言わないのです。

本当に損だけさせられて黙っているという愚かさ。

理不尽もありますし、思わぬ結果が待っている事もありますが、真剣に株と向き合い、経済、政治と向き合う事により、日本のために必要なことが見えてくるのではないかと思うのです。

人間は、儲けたいと思うと物事を真剣に考える事が出来ますし、株式投資が経済や政治の勉強の入り口になって行けば良いなと思いながら、今日もレポートを書いているところです。

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