昨日は米国株高と、円安で買われると思っていたところで売られて行きました。
この背景にあるのは米に攻撃されている中国の具合が悪くなってきているという事もあるのですが、インドもちょっとおかしくなってきている様ですね。
かなりの額を集めたアリババファンドが、相次ぐ企業の粉飾決算により大打撃を受けている様で、中国とインドがおかしくなれば、アジアがおかしくなるとの判断が欧米の認識であり、日本株も併せて売られている様な状態です。
とにかく気になる中国の行く末ですが、ゴールは共産党の崩壊であり、それに向けて着々といった感じです。
昨日はペンス副大統領の会見があり、中身が非常に気になっていたのですが、全文の翻訳が朝日デジタルに出ておりまして「正確に翻訳されているかどうか?」とか「内容が捻じ曲げられているのではないか?」とか、色々疑いながら記事を読んだのですが、特に目立った問題はなさそうでした。
いつもトランプ政権は偏向報道に晒されているので、記事一つ読むにも注意が必要なのですが、本当に素直に記事が読める世になって欲しいなと、切に願っているところです。
さて、気になる会見の中身ですが、日米欧豪による航行の自由作戦において、米艦艇に中国艦艇が異常接近した問題を取り上げておりました。
確かに問題だと思いますが、攻撃する意思がないから接近による嫌がらせに出ている訳で、これが脅威だとは別に思いません。
例えるならば、足元で吠えているチワワの様な感じで、不快ではあるが問題はないという事です。
ただ、相手は不快に思う事ですし、犬嫌いだと蹴飛ばされる可能性もありますので、飼い主は即刻黙らせる必要はあるでしょうし、当然吠えられている側は不快感を表明しても良いところですが、とりあえずは問題のない程度の話です。
次にチベットとウイグルへの弾圧を糾弾しておりましたが、これは何度かこのブログでも取り上げた重要な人権侵害問題です。
チベットやウイグル人を監視するために、米国のハイテク技術も使われているという事で、これに関わった中国人を制裁対象にしたりしており、大分踏み込んで行っておりますが、一日でも早く強制収容所に入れられている人々を救出するために、もっと強く圧力をかけて欲しいものです。
また、一帯一路をインフラ投資を支援するとしながら借金漬けにして、自分の思い通り相手を動かしているとして、これを「借金漬け外交」と断じました。
日本の産業界は、今でもこの一帯一路に乗り気な経営者もいるそうですし、そういう輩が政治家に圧力をかけているとも聞きますが、本当に早く目を覚まさないと、欧米に相手にされなくなってしまいます。
ペンス氏の意見は至極真っ当であり、どこにも非の打ちどころはありませんし、賛同すべきだと思いました。
後は米国内における中国による宣伝工作にも言及されておりましたね。
以前にも取り上げた事ですが、所謂孔子学園問題もあるのですが、中国は米国の新聞紙面を広告として何面か買い取り、そこに記事の様な形にして中国が有利になるような主義主張を展開しているそうです。
これにより、読者は新聞紙面の記事と勘違いしてしまうそうで、そんなことを許している新聞の方が悪いようには思うのですが、そういう姑息な手段が問題となっているので、それについても言及したようです。
おそらくはほぼ全文だと思いますが、問題は意図的な誤訳であるとか、切り取りだとかが行われている可能性です。
まあ、中身的におかしくないので、問題ない記事だとは思うのですけどね。
とにかく米の狙いは世界覇権を本気で考えている中国を潰しにかかるという事です。
経済に余裕が出来たら世界を手中に収めようとする・・・。
本当に現代とは思えない愚かな思想であり、断固として潰さなくてはならない危険な思想です。
これを潰すために必要なのは、もちろん軍事力であると言えますが、まずは経済の余裕を奪えば良いのです。
それが今回の米中貿易戦争の背景ですが、所謂貿易不均衡であるとか、知的財産がどうだとかは、それ程問題ではないのです。
頭にくるのは、そうした常識的な約束を守らずに手に入れたカネで、牙をむいてくるという態度なのです。

ですから、これが改められない限り、この戦いは終わらないのですが、中国は、そういう振る舞いがDNAに刻まれているので、改まる事はないのだろうと思うのです。
かつては日本からODAで巨額の支援を受けながら、反日運動ですからね。
そんな国でも儲かるからと出て行った企業はケツの毛まで抜かれて、それでも未だしっぽを振っているのですからね。
まあ、このような状況ですので、中国に進出している企業は今後大打撃を受ける事でしょう。
当然株式市場にも打撃はあるはずです。
中国へ進出している企業に関しては、とにかく注意して行きたいものですね。
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