これを見て思ったのは、世間一般のアナリストや評論家の言ってきたことが如何にいい加減であったかという事です。
これまでの彼らの論調は、トランプ大統領は中間選挙に向けてのパフォーマンスを重視しており、日本に対しても強烈に譲歩を迫り、中間選挙前に制裁などを実行してくるというものでありました。
確かに中間選挙は大事ですし、それはトランプ氏も意識している事だとは思いますが、自分の利害に絡んだ選挙の都合だけで政策を決める程、彼は愚かな人間ではないという事です。
日米間の貿易不均衡は、確かに問題である額だとは思うのですが、日米というものは利害だけの関係ではないのです。
そして、米の狙いは、あくまでも中国潰しであり、日本と対立することが目的ではないのです。
ですから、中国に対してはどんどん強固に攻めて行くが、日本とは慎重に話し合いをして行くという事になっているのでしょう。
まあ、日本が出方を間違うと大変な結果になりそうですが、外務省は財務省や文科省の様に愚か者ばかりではないはずですから、まあ何とかまとめてくれるのではないかと思っているところです。
もちろん安倍首相の実力があっての事ですけどね。
さて、株式市場は225が24000円を回復し、強気ムードが徐々に高まってきておりますね。
ただ、買われている理由が円安による増益効果である点が気になっているのです。
確かに上場企業には円安はプラスでありますが、どう考えても個人消費にはマイナスです。
原油価格も高くなっておりますし、これに円安では燃料費の負担が非常にきつくなります。
これに加えて来年は消費税増税ですからね・・・。
公共投資は年々絞られている状態で、本当に悲惨な状態です。
数年前に国土強靭化計画とかで、公共事業が増えると思ったのですが、この数年でこの計画に使われた額は、何と0円だそうです。
そんな馬鹿な・・・と思ったのですが、話ばかりでカネは使われていないというのは事実の様です。
今の日本は緊縮財政と、増税路線という悲惨な状況であり、これで景気が良くなるはずがないのです。
財務省は、増税により将来の不安がなくなれば、国民は喜んでカネを使うと本気で思っている様で、本当に愚かですね。
今、米の景気が何故よくなっているのか?
答えは簡単で、大型減税を実施したからです。
そして、不利過ぎる貿易協定を見直しているからであり、そうした行いが国民の信頼を勝ち取り、国民は安心してカネを使っているのです。
まあ、日本人の感覚とは違うところが多いのは確かですが、減税すれば日本人だってそれなりにカネは使うでしょう。
ちょっと景気が良くなると増税と言い出す政府。
これが一番悪いのです。
それを言わせているのが、財務省であり、二言目には借金だらけで破綻する!です。
外国に借金している訳ではないのですが、こういうことは全く無視なのです。
本当にこれ以上ないぐらいの大馬鹿者が揃っているのが財務省であり、彼らは国益よりも省益の事しか考えておりません。
このままでは本当に日本沈没でありますので、この路線が変わらないならば、いずれこの円安は我が身を切る剣となってしまうでしょう。
ですから、円安で浮かれている様では危ないという事になります。
相場というものは、今日の好材料が、明日の悪材料であり、今日の悪材料が、明日の好材料なのです。
同じ材料でも、時間が変われば評価が真逆になるのはよくある事で、こうしたことも考えておくと良いだろうと思っているところです。

まあ、今は買いで取れる相場だと思っておりますし、現時点では私も強気判断です。
買いたい銘柄はいくつかありますし、それらをぽつぽつと拾って行けば、リスクを分散しつつ、利益をしっかり得ていけるのではないかと思っているところです。
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