9月の相場も今週で終わりですが、配当などの権利を取ろうと思えば今日が最終日です。

配当利回りの良い銘柄や、株主優待が魅力的な銘柄は、買った上で持ったままの状態で今日の大引けを迎えなければなりません。

持ったまま大引けを迎えれば、その銘柄に付いている権利はあなたのものです。

配当金、旅行券や商品券、飲食チケットもあれば、乗り物の割引券もありますが、とにかく持ったまま今日の大引けを迎えなくては、その権利を享受することは出来ないのです。




いつも考える事ですが、問題は権利を取った後なのです。

永久にその企業から配当や優待の権利をもらい続けたいのであれば、それはそれで結構なことだとは思うのですが、極端な話、今日の大引けまでに買っておけばそれで権利は得られるのです。

ですから、大引け買いの注文を入れて、権利を取った翌日に寄り付きで売却すれば、実質的な株主で居る必要がないのです。

これだけ聞くと、とてもおいしい話になってしまいますが、当然権利が確定した後は、大抵はその権利分の値段が落ちるのです。

酷ければそれ以上に落ちますし、騰がる事はあまりありません。

よほど上昇気流に乗っている様な銘柄であるとか、相場環境が良ければ、下がる事もないという事もありますし、下げても直ぐに切り返したりはしますが、それでもまあ大抵は下がります。

ですから、権利を確定して直ぐに売るという事が正しいのかどうかとなりますと、それはどうだろうな・・・と、思うところではあります。

その値下がり分をどうにか軽減できないかとなりますと、空売り出来る銘柄であれば、買うと同時に空売りを入れておいて、権利を確定させてから現物渡しで決済するという手はあります。

この方法ならば、逆日歩のリスクもありますが、上手くやれば手数料のみで権利だけを得る事が出来ますので、空売りが出来る銘柄で権利が欲しければ、このような方法が良いと思っているところです。

さて、こうして権利の付いている銘柄はそれなりに盛り上がっているのですが、マザーズなどの新興市場銘柄の多くは配当がぱっとしませんし、多くは無配ですし、優待も大したことが無いところが多いのです。

東証一部の盛り上がりに比べて新興市場がなかなか盛り上がらないのは、この季節的要因も絡んでの事ではないかと思っているところです。

ですから、今は盛り上がっておりませんが、権利確定後の明日以降はちょっと景色も変わってくるのではないかと思っているところです。

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