相変わらず空売り比率は高く昨日は45.6%となり、40%超えは連続26営業日で、8月は丸々空売り比率が40%を超えていたという事になりますね。
どうしてここまで売りが当たり前の様な相場になったのか?
右も左も問題だらけと言えば問題だらけですので、確かに買いで取ろうと思うよりは、売りで取ろうと考えた方が有効なのかも知れません。
悪材料は様々ですが、一番大きな悪材料は、何と言っても米の中国叩きです。
詳細については連日申し上げているところであり、本日は省略させていただきますが、とにかく米は本気で中国を潰す気であり、これが通貨に大きな影響を及ぼしてきているのです。
米による攻撃が始まる前の中国は、アジアの覇権国気取りであり、周辺国も安定した元を流通させていたのですが、米の攻撃で形勢が悪くなった元は売られ始め、中国も元安に苦慮するようになってしまいました。
その結果、中国に偏った外交をしていた国々も元安の影響を強烈に受けてしまい、ベネズエラは実質破綻状態であるし、トルコも相当危なくなってきておりますし、その他新興国の多くが苦しい状態に立たされていると言えます。
本当にこのままでは通貨危機に至るのではないかと思える程です。
まあ、主導しているのは米ですし、以前に起こったアジア通貨危機などから金融に関しては色々規制も出来てきましたし、通貨危機にまでは至らないという判断での行いであるとは思うのですが、いつどうなっても不思議ではないという感じはありますので、常に警戒は続けて行かなくてはならないと思っています。
ただ、だから売りなのか?となりますと、それはまたちょっと違うのではないかと思っているのです。
まあ、先月の中旬にかけての売り仕掛けの局面の前でしたら、売りもありであろうとは思いましたが、あそこの局面で考えていたのは、売られたら買いで考えて行けば良いという事でしかありませんでした。
これだけ空売りに傾倒していれば、いずれ買戻しの相場もありますからね。
特に空売りの場合は短期で決済することが多いので、売りはあまり溜まらないのですが、貸株市場では本当に多くの株が売られておりましたからね。
これはもう買い戻すしか方法はないのです。
それが分かっているのですから、叩いて叩いて、また叩いた銘柄は、断固買いなのです。

実は、某銘柄をどう考えても売られ過ぎと判断し、1700円台で推奨を開始したのですが、思いの外売られてしまい1400円前後の動きになり、更に決算をネタに売り仕掛けが入って1185円まで下げてしまいました。(4565そーせい)
推奨タイミングが悪く、当然メンバーから「何故ロスカットしないのだ!」と色々お叱りも受けたのですが、業績的にも問題ないですし、こんなもんは売っている方が愚かだとの判断で、強気の維持とナンピンをお勧めいたしておりました。
確かにきつい下げではありましたが、こんなものはどう考えても元に戻ると判断していました。
また、9月にはバイオ相場になって行くとの予想もありましたから、頑張ってきた訳ですが、1185円からの切り返しはなかなかのもので、本日は遂に買値を上回って1800円台に進んでくる事が出来ました。
ここで言いたいのは、ここで売ったら単にやれやれ売りであり、損しなくて良かったね!で終わりなのです。
1700円台で安いと判断したのですが、その時の判断は今でも変わらないのです。
本格的上昇は、あくまでもこれからであるとの認識で、見て行って頂ければと思っております。
また、こうした地の底まで売られたが、まだ回復に入れていない銘柄は山ほどあります。
次はどれなのかは分からないとしても、これは買われてくるであろうと思える銘柄はいくつかあります。
不安な相場ではありますが、銘柄を厳選して、無理のない範囲で攻め続ければ良いと思っているところです。
ただ、もちろん、どうにもならない状況に至る様でしたら、売りに転換して行く必要はありますので、目先は強気の買いで正解だとは思っておりますが、いざという時には手返し出来る余裕は持たせておくべきだと思っているところです。
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