昨日も東証の空売り比率は41.2%と21日連続の40%越えでした。

何度も解説してきているのですが、これはヘッジファンド等が売りから入っているために起こっている現象です。

ここのところ日経平均は上げ続けており、ボックスの上限である23000円に到達して来ましたし、おそらくは今回の上昇でここを抜いてくると思うのです。

この状況で売りから入って利益が出ているとは思えませんし、方針転換してくると思うのですが、それでも尚売りから入ってくる・・・。

これはいったいどういう事なのでしょうか?

確かに不安要素は沢山あります。

米はメキシコとの貿易協定NAFTAで無難な合意が出来ており、対中国の様な強烈な結果にはなりませんでしたが、中国に近い日本がどう扱われるかは不透明なのです。

いくら安倍首相がトランプ氏と仲良くなっているとしても、日米が同盟国であるとしても、やはり不安はあるのです。

例えば、最近はイラン産原油について、米は日本に対しても「買うな!」と圧力をかけてきておりますが、買わないと日本は大変ですし、イランから日本が買わなければ、中国に安く原油が流れて行くだけであり、結果は良くない方向に行くと思うのです。

それを米が理解してくれないと、日本に対してもきつい貿易関税をかけてくるきっかけになる可能性はあるのです。

ですから、交渉がどうなっているかは分からないのですが、こういうリスクを考えると、今でも売りから入った方が得であるような気はしなくもありません。

また、あまり話題にはなっていないのですが、ラオスで韓国企業が建設したダムが決壊しており、この被害が甚大なのです。

韓国企業一社で負える損害の規模ではなく、当然国も責任を問われることになるでしょう。

韓国では下請けの日本企業が手抜きをしたとか、殆ど降っていないのに大雨のせいだとか、提供していないのに図面は日本のものだとかと、責任逃れのプロパガンダが熱心に行われている様ですが、要するに「日本より安く!そして早く!」という触れ込みで強引に受注したものを手抜きで作った結果なのですけどね・・・。

そして、この件だけでも莫大な損害でありますが、問題はここで出る損害だけでなく、韓国企業の信頼に大きく影響するのです。

まあ、これでもう海外からの仕事は全く取れないでしょう。

日本としては仕事が取れるので、悪くはないのですが、問題はこれで元々窮地に立たされている韓国が崩壊する可能性があるという事です。

中国も米に攻撃されてフラフラになりつつあるのに、韓国はノックダウンですからね・・・。

日本はこれらの国と結びつきが強いので、経済的影響がどれ程出るかが分からないのですが、少なくともプラスよりはマイナスの方が大きいでしょう。

個人的には、膿は出し切った方が良い訳で、これを機に綺麗さっぱりと思うのですが、株価はそうも行きませんし、そうなれば売りから入っているヘッジファンドの大勝です。

さて、ヘッジファンドが勝つのが早いか?

それとも踏まれて負けるのが早いのか?

現時点では踏まれるのが早いのでは?と、予想しているところですが、結果は全く見えてきません。

ですから、ここまで来ると買いたいという気は起きてこないのです。

安いところで頑張る分には良いのですが、この状況で今更買いに行くのはどうかと思うのです。




大分個人も強気に転換しつつあるようですが、その分、慎重になりつつあるのが今の私です。

まあ、まだまだ安いし、この値段なら買っておいても良いなと思える銘柄はありますけどね。

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