空売り比率は依然として高いのですが、42%台に低下しておりましたし、ここのところ売りから入っているヘッジファンドなどですが、その行動にも変化が出始めているのではないかと思える動きが出てきております。
本当にどこまで売りで行くのかと思いながら観察していたのですが、流石にここまで売って、更に売りで取ろうにも、投げさせられる投資家が既にいない状態ですからね・・・。
確かに世界情勢は不安が広がっているとも言えますし、今後も色々と起こってくるものと思いますが、現時点でここから先に売り叩いていく根拠はないでしょう。
まあ、確かに怖い部分はあります。
例えば、景気が良くなる気配が見えない中で、消費税増税が決定してしまえば、国内の個人消費は壊滅的被害を受けるだけでなく、消費が伸びる可能性を完全に摘んでしまう事でしょう。
日本が目指しているのは、インフレ経済であり、デフレ経済から抜け出したいのです。
しかし、消費税増税は、どう考えてもデフレ促進策であり、消費税を10%に上げてしまえば、もはやデフレから抜け出すことは不可能と言っても過言ではないでしょう。
出生率が伸びて、消費がどんどん増えて行くとでもいうのであれば、増税してもインフレになるかも知れませんが、現状ではあり得ない事です。
ですから、消費税増税が確定したならば、内需企業を中心に空売りして行けば、そこから先は儲かる相場という事になるとは思っています。
ただ、現時点で100%増税ではないのです。
安倍首相も当然、その辺は考えているはずです。
ですから、現時点で内需系の空売りは早過ぎるし、こんなものは決定してからでも問題はないのです。
それこそ何年も下がる相場になる可能性がありますし、そうした行動は決定を確認してからでも間に合うと思っているところです。
まあ、財務省官僚は国益よりも省益優先の増税しか考えていないですからね・・・。
本当にどうなる事やらですが、とにかくこの件はまだ結論を決めつけるのは避けた方が良いと思っているところです。
後は海外ですが、一番の注目点は中国です。
米は徹底的に中国を潰しにかかっていますからね。
先日は中国による人権弾圧に対する注文を付けた事に触れましたが、今度は米国にある孔子学院についても、中国によるねつ造教育を行う機関であるという事で、補助金を打ち切ることになり、閉鎖が相次いているのです。
とにかく、徹底した中国潰しであり、その手を緩める気配はありません。
外交もロシアとは仲良くなってきておりますし、北朝鮮にも大分接近して行っております。
予定は未定としても、金氏を米に呼び寄せて会談をしようと持ち掛けておりますし、中国から北朝鮮を引きはがそうとしているのは明白です。
北も反発している様な報道はありますが、軍事パレードの準備の様子を捉えた衛星写真では弾道ミサイルがありませんし、一定の配慮はしていると見てよいでしょう。
このまま反発を続ければ、米も軍事オプションの発動という話もありますし、おそらくトランプ氏もその辺も考えていると思うのですが、北もその辺は分かっているはずで、米に反発して玉砕するよりも、受け入れて投資を呼び込みたいと思っているというのが本心でしょう。
ただ、そう簡単に軍部が納得しないとか、色々調整に手間取っている可能性はありますが、流れとしては米と接近して行く方向だと思っているところです。
また、ここのところ荒れ模様のトルコですが、これは中国と接近しすぎている事に対する警告なのかも知れません。
今の米は、本気で中国を潰す気だと思いますので、中国に近すぎると危ない。
そんな風に思っているところであり、そういう意味では中国に進出し過ぎている日本企業も危ないでしょう。
ですから、個別では空売りもありなのかもしれないとは思っているところです。
ただ、明日潰れるとか、年内持たないとか、それ程短期の話ではないと思っており、あまり行動が早いと痛い思いをするでしょう。
相場はあり得ないほどに売り叩かれた後であり、ここで売るよりは、買いで対応した方が良いと思っているところです。
買った後に想定以上に下げたものも、とりあえずは戻るでしょうし、利益も出てくるでしょう。
問題は、その後にどうするかであって、現時点で中国崩壊の準備をしては早すぎると思っているところです。
常にそうしたリスクを想定し、バランスの取れた行動をとって行けば良いだけの事です。

まあ、なかなか難しいとも言えますが、テレビや新聞のニュースを鵜呑みにしないようにして行けば、見誤ることもないのではないかと思っているところであります。
最近は本当にフェイクニュースが多いですからね・・・。
と言いますか、ネットの発達によってフェイクニュースがばれるようになったと言った方が良いのかも知れませんね。
情報はテレビや新聞に頼らず、ネットも併せて利用して、騙されないように注意したいものです。
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