夏休みも終わり、市場参加者が戻ってくるとみていた20日の東京株式市場でしたが、蓋を開けてみれば超閑散の相場で、出来高は今年二番目の少なさとなりました。

材料株の動きは比較的良かったのですが、それにしても静かで、本当に参加者がいないという事を実感する一日でありました。

何故ここまで出来高が少ないのか?




要は不安要素が多くあり、しかも日本株は叩かれまくった直後で、未だ傷が癒えていない状態であるからでしょう。

本来、相場の世界では「閑散に売りなし」と言うように、閑散の中で売りを選択するのは愚策なのですが、とにかくヘッジファンドを中心とした外資勢が売りから入ってきますので、連日空売り比率は40%台で、昨日も45%台と高い値となっておりました。

出来高が少ないという事は、当然市場参加者も少ない訳ですが、そこへ来て信用の怖さが手伝って信用買いが入らないので、より空売りが際立つことになります。

その結果として空売り比率が高水準という事になっているのだと思いますが、今尚外資は下げ要素が大きいと判断しているからこそ、売りから入ってくるのでしょう。

ただ、果たしてどうなのでしょうね?

225は多少下げ余地もあろうかとは思いますが、ここから叩ける程に相場は悪くなっていくのでしょうか。

既に十分叩きましたし、下がらなくなって行けば市場参加者も徐々に増えて行くでしょう。

外資の売りから入る姿勢も、そろそろ見直されて行くのではないかと思いますし、売りの対象となり難い中小型株ではありますが、これらも動きが変わって行くのではないかと思って見ているところです。

とりあえず、売りから入っても取れなくなるような底堅い相場になって行けば、この高水準の空売り比率も変化して行くのではないかと思っているところです。

ここまで叩いた相場ですし、ここまで来れば売りで取ることを考えるよりも、買いで取ることを考えた方が効率が良くなっていくはずですからね。

ただ、先日も書きましたが、日本株がアジア株の一部との認識になっている様で、中国株安に巻き込まれている部分はあります。

確かに中国は、いずれ崩壊するでしょうし、もはやこの流れを止めることは出来ないでしょう。

米は中国が一番触れられたくないウイグルの人権問題を取り上げてきましたし、本気で中国を潰す気です。

中国の高官が今月末に米に向かう様ですが、これで貿易問題が綺麗さっぱり片付く訳がありません。

上手く中国が折れれば、今よりはマシになる程度でしょう。

まあ、とにかく見てみないと分かりませんが、遅くとも数年内には中国は一度崩壊まで行くように思います。

そんな中で7203トヨタは中国での生産拡大を打ち出しておりますからね・・・。

今まで何度も中国に騙されて工場を取られたりしているのに、大丈夫でしょうかね。

さて、トヨタの判断は正しいのかどうか・・・。

私自身も判断が間違っていないかどうかを、日々点検しながらこれらの件は観察して行きたいと思っているところです。

ところで、今日は金足農業高校の決勝戦ですね。

私は秋田出身ではありませんが、地元民だけのチームというのは、何か心にぐっとくるものがありますね。

優秀な人材を全国から集めた私立高校ではなく、公立高校が決勝戦へと進んだのは何とも感動的であり、心から応援したくなります。

ピッチャーの将来を考えれば、無理に投げさせて潰れたら可哀想だとか、色々と心配することもあるのですが、要は決勝戦を数日先にすればいいだけの話です。

主催者側の朝日新聞は今年から入場料を大幅に値上げしており、運営資金は以前より潤沢でしょうから、せめて今日だけでも休ませてあげるとかすればいいのになとは思うます。

まあ、ここのところ朝日新聞は解約が後を絶たず、購読部数が大幅に減少している様ですから、会社としては儲かるところで儲けたいと思う気持ちも分からなくもないのですが、高校球児たちが万全の戦いが出来るような運営をして頂きたいと願うばかりです。

なんだかんだで高校野球も商売にされているし、朝日新聞が一番嫌いそうな根性論が、結局は前面に打ち出された大会運営には、本当にがっかりさせられます。

今日は金足農を応援する事になりますが、本当に怪我で選手生命が奪われない事を切に願っているところです。

株は怪我をしても回復させられますが、選手はそうはいかないですからね。

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