特にここ数日は決算を機に売ってくるところが多いのですが、特に悪くもない決算で、しかも安値圏にいても売り仕掛けをしてきている銘柄がありますが、結局は買戻しをしなくてはならないのですし、売り仕掛けでどれほど下げようとも、投げ売りを誘い出されなければ仕掛けたところの売りが増えるだけであり、とても買い戻せるとは思えないのですけどね・・・。
新興市場でこの傾向が強いのですが、所謂信用の売りが出来ない銘柄を狙っての貸株売りでありますから、貸株売りが出来るところの独壇場と言えます。

ただ、先にも書きましたが、貸株売りは返済の期日がある訳ですし、買い戻さなければ利益にならないのです。
本当にこのやり方で利益が出るのでしょうか?
私は基本的に買いで相場を見るのですが、買い仕掛けで利益を出そうと思った時に、例えば、高値で買いを煽ったとして、自身も買いに行く事により、より買いを集めて勢いをつけて売り抜けを考えていく事になります。
そうすることによって提灯がついて、相場が形成されて行くし、勢いに乗れば売りに回って利益を確保して行く事が出来る訳です。
しかし、貸株の売りの場合は、買い方が投げさせられるような相場にならない限りは買戻しが出来ないのです。
売り方の提灯が物理的につかないのですから、これはもう仕方のないことです。
売りの場合は、あくまでも投げ売りを誘うしかないのです。
買いが溜まっている場合は、そうした効果で上手く行く事も考えられますが、よほど中身が悪くなっているとか、何か売らなくてはならないと思えるような状態でなければならず、単に物理的に下げさせるだけでは成功できる可能性は低いのではないかと思うのです。
特に新興市場の場合ですが、そもそも収益が上がっていない企業も多く、足元の決算は悪いことが前提での取引でありますから、普通は決算が多少悪くても売り材料にはならないのです。
特に安値圏においては、全く問題のない話です。
しかし、ここのところの相場は、そうした銘柄も狙い撃ち状態であり、信じられないような値段に叩き落されている銘柄がいくつもります。
現時点では売り方が上手くやっていると言えますが、売り仕掛けたとしても、それをどうやって買い戻すつもりなのか?
これが全く見えてこないのです。
今日も本当に愚かな水準まで売り叩いている銘柄がありますが、こういう銘柄は断固買いで対処して行きたいと思っているところです。
新興市場で貸株売りのない銘柄はほぼありませんし、決算は3か月ごとにあるのですから、どのみち避けようがないのです。
利幅を目指せばどうしても新興市場に目を向けなくてはなりませんし、こんな売りには徹底的に立ち向かっていけば良いと思っているところです。
特にこの夏休み期間は市場参加者が少なく、売り仕掛けが横行しておりますが、買いの機会としては絶好であろうと思っているところです。
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