決算発表のピークが終わり、良い悪いはありましたが、増益企業が多く全体では6%程度の増益という事になっておりますね。

1月の高値期日も通過し、売り叩く要素もなくなりつつあり、相場を見ていても大口の売りは見られなくなってきております。

出てくるのは小口の売りであり、売り崩そうという意思は見られませんので、相場全体の底は近いであろうと思っているところです。

テクニカル的には7月5日に付けた安値まで下がるかどうかを試しているところであり、これを割れないとなれば、上昇に転じると見ているところです。

増益具合から察すれば、これ以上安値を試す必要もないところではあるのですが、とにかく市場関係者に自信がないのです。

大口投資家や、ファンド筋などもやられているところが増えており、実際に手も足も出ないという話も聞きますが、ここまで酷ければ概ね底であろうという感じはしております。

売り叩かれているマザーズやJasdaqの銘柄であるとか、特に酷いセクターにはチャンス銘柄が多いとの認識です。

弱いところで弱気になっても仕方がないですし、ここは強気で買って行けば良いだろうと思っているところです。

もちろんですが、買う余力がなければ反発を待っていればよいでしょう。

ただ、一つだけ気になっているのは中国です。

本当に残念なことではあるのですが、対米政策を完全に間違っているのです。

おそらくは、メディアの報じるトランプ氏を見ていて、こんな大統領は続かないとか、そもそも当選しないとでも思っていたのかも知れません。

しかし、現実はそうはならなかったのです。

そして、習近平氏が訪米した時にトランプ氏から依頼された三つの要望である「北朝鮮を何とかしてくれ」「貿易赤字を削減してくれ」「南シナ海の軍事開発はやめてくれ」を一つも実行せずに、米を完全に怒らせたのです。

その結果が高い貿易関税であり、これはもう米は完全に中国をつぶす気なのだと思うのです。

中国はバブル崩壊を金融緩和策や、バラマキで実体経済への影響を遅らせていたのですが、この攻撃で完全にぐらついているのです。

周りを見ても、反中の動きが強まっており、ロシアも米寄りに傾いていますからね。

ペンス副大統領は中国に対して人権カードを切ってきましたし、かなり本気の姿勢であると思っているところです。

生かさず殺さず程度ならば問題ないと思っていたのですが、殺す気だとすると流石にまずいなと。

ただ、即死ぬわけではありませんし、未だその時までは時間があると思いますので、それまでの間に対策も練って行かねばならないと思っているところです。

という訳でありまして、相場は非常に難しくなってきているのですが、このまま売られたまま終わる相場だとは思っておりません。

秋以降は本格的な下げ相場になる可能性もありますが、下げる前には上げるのが相場というものです。




このまま売り叩いても美味しくないと思いますし、目先としては上昇に期待しつつ、上昇を取ってから下げに備えて行く感じになるのではないかと思っているところです。

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