要因は日銀の購入しているETFの構成銘柄を、225中心からTOPIX中心に切り替えて行くという報道があったからでしょう。
ですから、特に225をけん引してきた9983ユニクロや9984ソフトバンクなどは軟調な展開でありますし、突如としてS安まで売り込まれた4523エーザイもこの影響によるものと思われます。
先日もレポートしたのですが、このまま225のETFを買い続けると、市場からユニクロ株が消失してしまうことになりますし、このまま買い進める訳には行かない状況であったのです。
ですから、TOPIX型に切り替えて行くというのは当然の成り行きでありましょうし、何の不思議もないと思っているところです。
むしろ、今まで売られたら買ってくる日銀でしたが、225中心で買っていたため、確かに225は上昇することが多かったのですが、非常にいびつな形であり、225は騰がるがTOPIXが騰がらないので、所謂NT倍率が拡大しやすい相場でありました。
その結果、荒れる相場が多くなり、特に個人投資家には辛い相場になりやすかったのですが、この方針転換により、個人投資家もだいぶ楽になるのではないかと思っているところです。

今のところはTOPIXに集中しているので、新興市場はぱっとしませんが、概ね期日も通過しておりますし、これから大いに盛り上がっていくものと思っているところです。
まだまだ、ぱっとしない内に、どれだけしっかり仕込めるか?
今はそういう大事な局面だと思っているところです。
さて、世界情勢ですが、世界中に貿易関税という形でケンカを売っていたトランプ大統領が、EUとの間では無暗に増税しない方向で調整が進んでいる様ですね。
中国に対してはがっちりやったのですが、やはりEU向けにはそこまで強烈にはやれないといいますか、はなからやるつもりもないということでしょう。
最初から分かっていることではありますが、狙いはあくまでも中国なのです。
中国は人権など無いですし、日本の領海で好き放題ですし、内政干渉は平気ですし、本当に手の付けられないならず者と言ってよい国ですが、実際に潰れるところまで行きますと、流石に問題ではあります。
貿易で窮地に立たされた国が辿るのは、歴史的に見れば戦争なのです。
まあ、中国軍が現時点で米軍に勝てるとは思いませんが、一応あそこは核保有国ですからね。
調子に乗り過ぎているので、そこそこ虐めるのは良いとしても、やり過ぎるのはちょっと怖い気はします。
まあ、トランプ氏もそこまで追い詰める気はないと思うのですけどね・・・。
とにかく、変化を見逃さないように、しっかりと観察を続けていくしかないですね。
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