米中貿易摩擦がクローズアップされ「世界経済は途方もない損失を被る」とか「結局損をするのは米国」だとか所謂グローバリスト達に警告されているのですが、その割には米国株は堅調ですね。

おまけにドルは高くなっておりますし、本当の影響はこれからだと言われつつも、今のところは問題なしの状態であると言えそうですね。

確かに行き過ぎれば、保護主義はマイナス面が大きくなりますが、中国から入ってくる安すぎる製品に国内産業が打撃を受けていたのは事実でありますし、それを修正しようとするのは米国の立場からすれば当然のことでしょう。

TPPとは、そうした保護をしないことで、要するに主権を手放すということです。

主権を手放して、国が一体どうなるのか・・・。

米と自由貿易協定を結んでいる韓国が幸せそうに見えますか?

韓国の経済成長が著しいですか?

まあ、自由貿易協定が無くともたいして変わらなかったかも知れませんが、主権がないということは、いざ状況が変化したときに国民を守ることができないということです。

米の場合は、ご存知の通り、都合が悪くなれば最終的には軍事力で訴えますし、誰も逆らえません。

ですから、向こうからの条件で物事を進めたら終わりなのです。




対等な国同士で結ぶ協定ならいざ知らず、日本は9条で戦いを放棄させられているのですから、この条件下で協定を結べばいざという時に搾取されるだけの運命に蹴落とされてしまうでしょう。

米は、あくまでも強者の理論であるということを忘れてはならないのです。

中国がよい例ですが、特に食を握られると、もう逆らいようがありません。

中国は土壌汚染が酷く、農業生産能力が著しく低下しているのですが、経済発展とともに食の質の向上が手伝って食料不足になり、米国からの輸入が大きくなりました。

確かに貿易額では米が赤字ですが、そもそもお互いに買っている物の種類が違うのです。

米が買っているものは国内でも生産することが出来る類の品であり、単純に価格が安いから買っているにすぎません。

一方、中国が買っているものは、安いからではなく、国内で生産できないから、という理由が主なのです。

戦ってどちらが勝つのかは、火を見るよりも明らかであり、貿易戦争と言っても、最初から戦いにすらなっていないのです。

ですから、制裁関税を実行しても、ドルは売られるよりも買われるということになっているのです。

まあ、この件はもっと深堀できるのですが、今日はこの辺にしておきます。

そして、円安によって、もたらせている225の株価上昇です。

SQ通過でどうなったかは分かりませんが、異常すぎる空売り比率も、そろそろ落ち着いてくるのではないか?

そして、もしかしたら踏み上げ相場にもなるのではないか?

そんな風に考えながら見ているところですが、まだ確信までは行けておりませんので、今のところは控えめに行動しておりますし、銘柄に的を絞って行動しております。

とにかく、今しばらくは225関連で、そのあとは材料株相場。

この変化は見逃さないようにして頂ければと思っているところです。

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