パーセンテージ的には225を上回っておりますが、これまでの下げの勢いから考えれば、この2倍も3倍も強くと然るべきだと思うところであり、反発はしているものの「弱い」という印象です。
しかし、何故にここまで弱いのでしょうか?
外資が狙い撃ちにするのはいつも個人投資家であり、今回もまたターゲットにされたということなのかも知れませんが、それにしても酷いと言わざるを得ません。
この原因がどこにあるのかと思って考えていたのですが、大きな要因としては、多くの銘柄が信用銘柄であり、貸借銘柄ではないために、空売りが出来ないことが原因であろうと思うのです。
貸借銘柄であるならば、空売りが出来ますので、下がれば一定の買戻しも入りますので、一方的に下がることもないのですが、信用銘柄は一旦下げだすと皆が投げ売ってきますので、どうにも止まらないということになるのです。
ならば、投げが出なければいいともいえますが、ここに一つ大きな罠があります。
それは、所謂貸株の売りというやつで、大口の投資家、多くは外資だと思いますが、これが貸株をどんどん売ってくるのです。
これもいずれは買い戻さなくてはならないのですが、他に売ってくる競合がいない状態であり、個人をターゲットに売り崩せばよいだけなので、非常に楽な仕事ということになるのです。
この貸株というやつは、見えている部分もありますが、見えていない部分もありますし、容易に手に入れられる情報ではないので、分析が非常に難しいのです。
これは東証の銘柄にも言えることですが、とにかく見えるようにしてもらわないと、本当に危ないし、怖いしで、個人投資家にとって百害あって一利なしであります。

株の売買は、本当に見えるところだけでやってほしいですし、そうすることが公平性につながると思うのですけどね。
こんな不透明な取引を放置しつつ、インサイダー取引がどうだとかと騒ぎ立てる当局は、職務放棄もいいところでしょう。
貸株売りを悪いとは言いませんが、見えるところでやって欲しいですし、誰でもやれるようにしろと言いたいところです。
まあ、本来は貸株売りも、ものともせず、個人投資家が買いで立ち向かえれば、それが一番なのですけどね。
結局、貸株は無限ではないのですから、どんどん買って行けばいずれ玉切れとなって返済期日には踏まされるのです。
情報がしっかり開示されていれば、計算して立ち向かうのもありだとは思うのですが、とにかく闇の部分がありますので、下手なことはできない。
そんな風に思っているところです。
ちなみに、昨日の段階でも色々な銘柄に貸株売りが入っていたようです。
どれほどやる気なのかは分かりませんが、ここまで来ても尚売ってくるということは、未だ下を狙っているということになるのかも知れませんね。
今日は反発しているマザーズ市場ではありますが、まだまだ不安の芽は摘み切れていないということになるのかも知れません。
まあ、底値は近いと思いますけどね。
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