米国が独立記念日でお休みでしたし、目立って動きがない日になるのではないかと思って見ていたのですが、特に動きがないのは225だけで、新興市場を中心に酷い売り相場になっておりますね。

新興市場も銘柄によっては売り切ったようなものもあるのですが、出来高を伴わない下げとなっている銘柄が多く、なかなか底打ちサインが出てきません。

それでもまあ、ターゲットは6日に発表される米の貿易関税であり、余程酷い内容になっていない限りは、ほぼ織り込まれているような状態だとは思っているところです。

この他にも、高値期日の到来であるとか、ETFの利払いに絡む売りであるとか、複合的に売り要素があるので、それがこうした酷い相場を作る原因になっているのであろうと思っているのですが、それでもピークはこの6日ということになるのではないかと考えているところです。




ところで、最近の相場傾向ですが、トランプ氏のTwitter発言で相場が動くことが多いのですが、トランプ氏が大統領になる前の相場というのは、日銀だ、FRBだ、雇用統計だとかと、とにかくこういう公的な数字なり、方針なりに反応して225は500円も1000円も動く相場が多くありました。

ところが、トランプ氏の発言でも相場は動くのですが、ここまでの激しさはないのです。

これはどうしたことかと、色々と調べたりしていたのですが、分かってきたのは、ここのところAIを駆使した先物売買などが多くなっており、高官の発言や、発表された数字を基にAIが自動で売買していたために、あのような激しい動きになっていたようなのです。

ところが、トランプ氏がTwitterで政策や、考えなどを発表するのですが、AIがこの発言を判断しきれていないのだそうです。

ですから、以前のような激しい相場にはならなくなったのですが、運用側はAIに頼りきりになっていたため、どうしたらいいか分からないような感じになっている様なのです。

確かに株というのは数字の世界でありますが、根底にあるのは人間の感情であり、思惑であるのです。

いずれAIも追いついてくるのであろうとは思うのですが、一度人間的な方向へ戻されてしまいますと、判断をAIに頼っていた人間は身動きが出来なくなってしまうのです。

確かに優秀なAIもあるのだろうとは思うところですが、大事なお金をAIに任せるのは、やはりまだ時期尚早であろうと思うところでありました。

まあ、いずれトランプ発言にも対応するAIが開発されるでしょうし、最後はAIだけが売買する時代になるのかも知れませんけどね。

ただ、そんな時代が来たら、相場には思惑という言葉は消えてなくなり、実に味気のないものになってしまう気がします。

そんな相場になるころには、私もこの世界には居なくなっているかとは思いますが、今はまだ思惑がある相場だと思いますし、こうして投げられた後には、少なくともリバウンド位はあるだろうと思っているところですし、安いところでだめだと嘆くよりは、ぐっとこらえて次の動きを待ったらいいと思っているところです。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。