75日線の下には200日線もありますし、22000円の心理的節目もありますので、そう簡単には売り崩せないだろうと思っているところですが、とにかく多くの投資家は7月の中旬頃に訪れる高値期日を前に萎縮しております。
また、外資も明確に買い姿勢にはなっておりませんので、場合によっては売り崩されるか?とも思うところではあるのですが、いずれにしてもとるべき行動は変わりません。
何度叩いても割れない底を目にすれば、上に行くのが相場で、逆に抜けない天井を目にすれば下に行くのも相場です。
ですから、先日2回目の23000円トライの結果が今ここにあるということです。
今の世界情勢では、天井を突き破れるほどのパワーは出せないでしょうし、まだ仕方がないだろうと思っているところです。
ただ、痛くとも、苦しくとも、必ず高値期日は通過しますし、その頃には相場も変わってきているのではないかと思っているところですが、やはりここで気になるのは、米の制裁関税ですね。

これまでの世界は米国主導の下で、グローバル企業を儲けさせるために自由貿易が推進されてきましたが、主導してきた米が自国内の貧富の差の拡大による反発に耐えきれなくなり「自国が一番」所謂America firstを旗印に保護主義に舵を切ったのです。
これには世界各国が反発しているのですが、よくよく考えればどの国も当然「自国が一番」であり、米は当たり前の選択肢を選んだというだけのことです。
世界各国が反発するのは、「いきなり今までと違うことを言いやがって!」であろうかと思うのですが「今までは米に買ってもらって儲けていたのに・・・」が本音でしょう。
日本は米の言いつけ通りにグローバル化を推し進めてきたのに、いきなりちゃぶ台返しを食らった状態であり、どうしたらいいのか分からないのだと思いますが、やはり守るべきものは守らなくてはならないのだと思うのです。
例えば、政府が守るべきものは、国民の命と財産であることは確かなのです。
これらを脅かされることがあってはならないし、脅かされたくないから税金というコストを払っているとも言えるのですが、どうすれば安全は担保されるのでしょうか?
とりあえず、自給率が問題となっている食料ですが、農業従事者は年々減少の一途で、今や従事者のほとんどが高齢者であり、後20年もしたら壊滅してしまうような状況です。
何故にそうなっているかと言えば、食料の価格が低く抑えられているからなのですが、安い食料を手に入れることができている代わりに、農業の壊滅を招くのは絶対に阻止しなければならないことです。
日本の農業保護は、先進国中最低であり、もう少し保護しなくてはならないでしょう。
農業従事者あっての国である。
何故にこれを現代人は分からないのか?
カネさえ出せば食料は手に入る。
そんな甘い考えでは、本当に亡国となってしまいかねないのです。
さて、とにかく政治が変わらないと、日本は大変なダメージを負ってしまいそうですが、そのダメージを軽減するためには何かしらで儲けなくてはならないですね。
一時は仮想通貨が人気化しましたが、利益が大きければ損失も大きくなる訳で、大やられの投資家が続出し、最近では株に戻ってくる原点回帰の動きも出てきているようです。
7月中旬には高値期日を通過しますし、この辺で信用の整理がついてきますと、相場もいよいよ変化してくるのではないかと思っているところであり、こうして投げ売られているような銘柄を、投げ売られている内にコツコツ買って行ったらよいと思っているところです。
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