勝負どころではないとの判断で225の売買はしばし見送っていたのですが、ここへ来て動きに変化が出てきましたね。

これまでは単に225を動かそうとの思惑からだと思うのですが、9983ファーストリテイリングや6954ファナックなどの指数寄与度が高い一握りの銘柄ばかりが買われていました。

他の225銘柄は蚊帳の外どころか、売られるありさまであったのですが、今日は寄与度の高い銘柄が売られ、その他の225銘柄の方が買われてるという全く逆の現象が見て取れます。

今後も225を上昇させようと思った時に、流石にこれ以上寄与度の高い銘柄ばかりを持ち上げてていくというのは、どう考えても限界があるのです。

ならば、底値に叩き落されているような寄与度の低い225銘柄を買って行った方が良い訳ですし、その方がより健全な相場ということになるでしょう。

ですから、今日も下げている嫌な相場ではありますが、決して悪いことばかりでもありません。

ただ、一つ気になるのは、225がテクニカル的ポイントである22000円付近であり、誰もが押し目買いを入れたくなるところなのです。

まあ、マインド的には怖くて手が出ない投資家が多いかとは思いますが、買うならここだろうと思えるラインです。

そして、このラインを強引に割られた場合は、本格的に崩れる可能性があるのです。

ここで崩れてくれたならば、それは買いだと判断できるのですが、誰もが買いだなと思えるようなこのラインは、ちょっと手を出したくないと思っているところであり、今は様子を見るしかないだろうと思っているところです。

空売り比率も上昇してきておりますし、7月SQまでは気が抜けないなと。

ただ、崩れたら買いだと思っておりますし、結局は今より高いところに行く相場だと思っています。

高いところに行く前に、どこまで押すのか?

ただこれだけのことだと思っている訳です。

また、材料面でありますが、一番気になるのは7月6日に発表されるという米の対中貿易関税です。

やはりこれがはっきりするまでは、誰もが身構えてしまう訳で、今の軟調ぶりは致し方がないのであろうとも思うところです。

また、一般にも騒がれ始めておりますが、7月中旬ごろにかけての高値期日の到来です。

新興市場がボロボロなのは、やはりこれの影響が強いのでしょう。

「どうしてここまで売るのだ?」という銘柄も結構ありますが、多くは高値期日を前にした投げであり、そうではない銘柄は、そうした銘柄の急落の煽りによる投げ売りが多いと思っているところです。

考えていたよりもきつい相場になってしまい、推奨銘柄も予想よりも下げてしまったものも多く、メンバーには本当に申し訳ないと心苦しく思っているところですが、こういう場面で信念を持って行動できるかどうかが重要なのです。




目先売られたとしても、騰がる銘柄は、結局は騰がるのです。

どうにもならない銘柄は切らなくてはならないのですが、見込みのある銘柄はしっかりと持っておくことです。

安いところで皆と一緒に投げさせられては、結局はそれまでということになるのです。

今はきつい相場ですが、乗り越えた先には、乗り越えた分の喜びがあると信じているところです。

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