いよいよ米朝首脳会談ですね。

結果がどうなるのか?

そして、相場はどこまでを織り込んでいるのか?

分からないことが多いですが、よほど悪い内容にならない限りは、特に問題にはならないと思っているところです。




しかし、核放棄まで約束を取り付けたとして、実際に核放棄まではお金も時間もかかる訳です。

そう考えますと、約束は取り付けても、核放棄が完了するまで経済封鎖というのは現実的ではないということになります。

ですから、実際は調整が必要ということになる訳であり、またこの辺がマスコミが騒ぎ立てる材料になるのかな?とは思っているところです。

ただ、メディアも多くの有識者も散々馬鹿にしてきた米朝会談ではありますが、何の成果もないということはないでしょうし、問題解決に多少は期待しているところです。

さて、ここのところ7203トヨタなどが買われてきており、これに対する質問を受けることが多いのですが、確かに割安なところですし、買われてもおかしくはないのですが、どうしても気になるのは米の輸入関税です。

現地生産は進んでいるとはいえ、やはり輸入関税は痛いと思うのです。

税率25%ですからね・・・。

普通に考えますと、日本車は米で販売不能です。

米国からの輸入車には関税ゼロであることを考えますと、横暴だと思いますが「米で車を売りたければ、米で車を作れ!」ということであり、言ってることは間違っているとは言い切れません。

しかし、それを言ったら「日本で牛肉を売りたかったら、日本で育てろ!」と言うに等しいことであり、流石にやり過ぎであるようには思います。

しかしまあ、自由貿易というのは完全に行き過ぎであり、それにブレーキをかけるという意味では、悪くはないと思っているところですし、実際に25%を続けていくとも思えませんけどね。

鉄鋼にしても、日本の高品質鉄鋼は、無くては困る分野がある訳で、過去にも輸入関税をかけたが、結局は国内製造業から泣きが入って撤回ということもありましたので、今はこんな状態ではありますが、いずれ変化もあろうかと思っているところです。

ただ、目先は米中間選挙を意識した政策が多いですし、しばらくはこんな横暴に見えるような政策は続くのでしょうね。

そこでトヨタの話に戻りますが、これらのことをどこまで織り込んでいるのか?ですが、正直言って分かりません。

これから輸入制限分の下落相場になるのか?

それとも、その後の調整のところまでを読んでの上昇なのか?

まあ、今は触らずに様子を見ていればよいでしょう。

さて、中間選挙と言えば、トランプ大統領は次々に公約を実行してきておりますが、一番大きな政策をまだ実行しておりません。

所謂ニューディール政策ですが、これが中間選挙に向けて実行されてくる可能性が高いと見ております。

現時点で最も大きかったのは、法人税減税の35%から21%への引き下げですが、これがかなりの経済効果を生み出しているようです。

税を払わずに済んだ企業が、次々に従業員の給料を増額しているそうで、これによる経済効果が相当大きくなっているようです。

この減税で広がった消費が生み出す納税額がどれほどになるかは分かりませんが、消費意欲が高まるということは、景気は益々良くなるということです。

少し景気が良くなると増税増税の日本とは大違いですし、このまま来年10月の消費税増税を迎えたら、日本経済は本当にどん底になるでしょうね。

増税と同時にバラマキもするだろうと思いますが、これが1年や2年では話にならないのです。

増税の痛みが消えるには、少なくとも5年はかかると思いますので、最低でも5年はバラマキをする必要があると思われますが、彼らはそれをやろうとはしないでしょうね。

本当はトランプ大統領の如く、減税に踏み切った方が賢いのですが、本当にどうなることやらです。

まあ、それまでの間に極力株で稼ぎ、増税の痛みを自ら耐え抜けるようにしておきたいものですね。

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