米朝首脳会談は関係者が会談実現へ向けて再度動いている様なので、おそらくは実現するのであろうと思います。
会談が実現するということは、北朝鮮の非核化の約束は取り付けられるということであり、日本周辺の危機はやや後退するということになるでしょう。
ただ、一つ気になっているのは、北朝鮮のバックの中国が今回の米朝首脳会談を快く思っていない張本人だとみられる点で、後2週間の間にどれほどの破壊工作を実行してくるかです。
結局、北が暴れている間は南シナ海の軍事要塞化を伴った占領による領地拡大から目をそらせるので、北には暴れ続けてほしいのだと思うのです。
そこで、米朝首脳会談が設定された後に、電撃的に習近平と金正恩が会談を行い、その直後に金正恩は米に対して少し強気の反発を見せたのですが、これはどう考えても中国からの焚き付けといったところであり、金正恩もちょっと強気になってしまったのでしょう。
対日交渉であるとか、今までの米大統領ならば、功を焦ってある程度の妥協などもあったかと思いますが、トランプ大統領相手ではそうは行かないのです。
この点が、凄い大統領だと思っています。
トランプ大統領は、その反応を見て、即座に会談の中止を打ち出し、金正恩は一気に青ざめた訳です。
ただ、これまたトランプ大統領の凄いところですが、会談を中止としながらも、非常に丁寧な書簡であったようで。
「気が変わったらいつでも連絡してくれ」というような旨であったそうで、金正恩は直ぐにこれに応えて、会談の申し込みとなった訳です。
ここで、面白くないと思っているのは、間違いなく中国です。
このまま非核化なんてとんでもない。
きっとそう考えているに違いなく、これから会談までの間にあらゆる妨害を行ってくるのではないかと。
米朝は上手く和解し、ロシアもこの和解の後押しをすると思いますが、中国だけはどうなるか・・・。
米朝問題が解決すれば、次は間違いなく南シナ海問題ですからね。
米は「航行の自由」作戦を再度行うとしておりますし、覇権をめぐる争いは、次の段階に進んでいると思っているところです。

最後にもう一言述べておきますと、ミサイルが飛んでくる可能性のある米が怒るのも当然ですが、一番影響を受けるのは、どう考えても日本なのです。
もしかしたら拉致被害者の問題も解決するかもしれませんし、本当に米には感謝しなくてはいけません。
それを、いつもトランプ大統領を小馬鹿にしたような報道しかしないメディアは、断罪すべきです。
国会を見れば、相変わらず「加計学園問題」を根掘り葉掘りやっておりますし、メディアもまたそれを喜んで放送している。
国会議員もメディアも暇人の集まりなのか?
それとも、国民をあらぬ方向へ誘導しようとしているのか?
恥ずかしい連中を国会に送り出した我々有権者も反省しなくてはならないと思っているところですが、それを過激に報道するメディアはもっと反省すべきでしょう。
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