日経平均を見ていると大した混乱はないように見えるのですが、マザーズを中心とした新興市場が大荒れで、多くの個人投資家が苦しくなっているのが鮮明ですね。

特に買い残の多い銘柄の下げが酷く、あちこちで追証騒ぎが起こっておりますし、本当に大変な相場になっているなと思っているところです。

結局、いつものパターンであるのですが、こうして個人が投げさせられているところで外資が美味しく買って行くのです。

そして、今回もまた外資の勝利・・・。

残念な話ですが、このパラドックスから抜け出せる日は、もしかすると永遠に来ないのかも知れない。

そんな風に思っているところでした。




そんな相場ですので、個別で「この銘柄はどうですか?」とか、色々とご質問は頂くのですが、多くは相場全体の問題であり、個別の問題ではないのです。

ですから、中にはやり過ぎて高値更新はあり得ないだろうと思われる銘柄もありますが、多くの場合は全体の影響でしかないのですから、良い銘柄に関しては買いチャンスという事になるでしょう。

下げだすと不安に駆られる方も多いかと思いますし、その気持ちもよく理解出来るのですが、中身が有るものに関しては徹底した買い下がりか、耐えて行けば良いのです。

安いところで売っても良い事は何もないのですからね。

さて、世界中の株価が頭打ちの様な感じですし、株価の上げ下げの多くは政治的な思惑によるものになっておりますね。

トランプ氏の一挙手一投足も気になりますし、中国の動向も気になりますし、ロシアの動向もまた気になります。

そして、更に気になるのはイラン情勢で、イスラエルとサウジはイランを潰したくて仕方がない様子です。

この辺が荒れてきますと、原油価格にも響きますし、世界情勢に大きな変化をもたらす可能性が高いので、注視しているところです。

本当に気が抜けない大変な相場でありますが、日本のマスコミはちょっと酷過ぎます。

今本当に欲しいニュースが殆ど無いのです。

森友問題も加計学園問題も、本当にどうでもいいのです。

あまりにも小さい話ですし、こんなもので日本の未来をぐちゃぐちゃにする必要はないのです。

そして、この問題に飽き足らず、今度は次官のセクハラ問題。

しかも報道の仕方があまりにえげつない。

「おっぱい触らせろ」と言っている男なんてのは世界中に居る訳ですし、スクープを狙ってる記者が大した情報も得られずに報復に出たとしか言いようがないくだらない話です。

たとえ、必要な報道だとしても、根掘り葉掘り事細かに報道する内容ではない。

こんな報道ばかりを見せられる国民がどれだけ不幸かを、マスコミは考えていないのでしょうか?

まあ、愚かな国民を育成するために作っているニュースだというのであれば、成功であると思いますが、それにしても酷いとしか言いようがありません。

だから日本の個人投資家は何時まで経っても外資の思う壺であるし、何時まで経っても勝たせてくれないのです。

ダメな官僚もダメな政治家も居るでしょう。

しかし、一番ダメなのは間違いなくマスコミです。

事実は報道して良いと思いますが、それをエンターテイメント化させてはいけないと思うところです。

本当に残念な話ですが、こうした姿勢が正されない限り、日本人はどんどん愚かになって行くし、相場で勝つ事は一生できないでしょうね。

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