5日、6日と続いた大幅安が大地震だとすると、その余震は未だ続いておりましたし、また突然と大きな揺れはあるかも知れませんが、ここからは少し落ち着いて見て行けるのではないかと思っているところです。
ただ、これですんなり上に行けるかとなりますと、まだしばらくは難しいだろうと思いますし、相場の中心は材料株になって行くだろうと考えているところです。
さて、この混乱した相場ですが、大体は読み通りであるのですが、現在気になる事はいくつかあります。

特に気になっているのは、危機的状況だと言われ続けながらも生き続けている中国です。
基本的に対外債務がない状態で、共産国家でありますので、問題は起こらないと言うより、起こらせないと言う感じの国ですが、最近は流石に危なくなってきているのではないかと、少し危惧しながら見ています。
そもそも共産国家ですので、我々の尺度では理解しきれない部分が多いのですが、無理に民族をまとめて巨大国家にしている部分があり、場合によっては分裂する可能性もあろうかと思っているのです。
一つの国で言語がまとまらないというのは、実は国家にとって致命的なのです。
中国では大別すると北京語と広東語があるのですが、例えば内乱が起こったのが北京語地域だとすれば、広東語の軍隊を連れて行って反乱者を射殺するのです。
天安門事件がそうでしたが、あの時は同胞でもあるにも関わらず、笑って引き金が引かれたそうです。
騒いでいる学生が何を叫んでいるか分からないのですから、それはもう当然と言えば当然なのかも知れません。
戦争で人を殺せるのは、ある意味では言葉が通じないからでもあるのですが、中国は国内でそれが出来てしまうのです。
そういう意味では恐ろしい国ですが、別の言い方をすれば分断は簡単に起こり得るのです。
そして、何故に今その心配かと言いますと、中国が大量に消費しているために値上がりしていたコモディティ相場が下落しており、明らかに中国の消費が落ち込んでいるのです。
このまま何事もなく抑え込めていれば良いのですが、どうなってもおかしくない国ですからね・・・。
直ぐにどうとは言いませんが、少し注意して見て行かないと、我々も巻き込まれる可能性はありますので、変化は見逃さない様にして行かなくてはならないと思っているところです。
そういう意味でなのかどうかまでは分かりませんが、思ったよりも2160GNIが伸びて行かない理由はこの辺にあるのかも知れないとも思っている位です。
正直、少し心配だな・・・とは思っておりますが、現時点で方針を大幅に変えるほどではないのですけどね。
ちなみに、アメリカが移民でも上手く行っているのは英語を強制して来たからです。
最近ではスパニッシュを認めたりしている様ですが、このままこの流れを続けて行くと将来は危険でしょうね。
また、イギリスが移民を受け入れて、英語を強要しなかったので、結果として多言語国家になった訳ですが、その行く末はテロやら情勢不安やらで、国がおかしくなって行きました。
そして、EU離脱だなんだと大騒ぎとなったのです。
最初から英語を強要していれば、ここまで酷くはならなかっただろうにと思います。
同じ国に住むのであれば、同じ言葉をしゃべって当然であり、そうした事が出来ない国は問題が起きて当然なのです。
株に話を戻しますが、ここは言葉よりも数字が言語みたいなところですから、外国人がいても何とかなりますね。
ただ、外国株を売買しようとしますと、やはり言語の障壁はありますね。
ニュースが出てきても翻訳されないと意味が分からない・・・。
やはり、日本で売買するのは日本株が一番良いかな?と思ったりもするのですが、株はこの分からないところが良かったりもします。
問題なのは、今までは数字を通して言葉の分からない外資から攻撃されていただけなのですが、今はCTAというターミネーターが現れましたからね。
何処まで行っても株式市場が平和になる事はなさそうですが、数字という世界共通の言語を理解し、勝ち残って行く事は可能だと思っているところです。
平和なら平和なりの稼ぎ方もありますし、戦乱なら戦乱の稼ぎ方がある訳で、その辺を理解して行けばいいのですからね。
最後にランキングのチェックを ⇒
無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。
登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。
よろしければ、登録してみてください。
読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。