NYダウは高寄りの後に26000ドルを突破し、一時は上げ幅が300ドルを超えたのですが、その後は一気に値を消して10ドル安となりました。
今年に入ってからほぼ調整なしで上げて来た訳ですから、この程度の下げはあって当然ですし、あのまま上げ続けられるよりも良いと言えますが、心理的には恐怖を感じてしまうチャートですね。
25575ドルには窓が開いておりますし、この位までは下げるかも知れませんし、この辺位までの下げは何ら強気に変化はないのですが、25000ドル位まで下げてしまうと、流石に目先の天井になってしまうかも知れませんね。
どうなるかは分かりませんが、少し警戒してみておく必要はあるでしょう。
対する日経平均ですが、昨日は安くなりそうだと思って見ていたのですが、このNY株高を先読みする形で買われて行きました。
ただ、その後の下げに巻き込まれ、日経平均先物は往ってこいの状態になっており、今日は軟調なスタートになっております。
とは言え、乱高下しているのは日経平均だけであり、多少煽りはあるにしても材料株は引き続きいい感じだと思います。
昨日は買われていたバイオ株を中心に調整っぽい値動きになった銘柄が多かったのですが、こうした調整局面は買いチャンスと見て行動して行けば良いと思っているところです。
先行き高くなる期待が大きい銘柄は、こうした目先の下げを見逃さない様にしたいものです。
ところで、ちょっと心配なのはビットコインの急落ですね。
相変わらず強気の意見もありますが、流石にピークは過ぎたのではないかと思いますし、ここまで下げが酷いと大打撃となる投機家も居る事でしょう。
株式市場への影響は限定的だとは思いますが、NYにはビットコイン先物が上場しておりますし、どうなるか少し警戒しているところです。
残念な事ではあるのですが、ビットコインの利益は雑所得であり、損金として計上出来ないため、株の利益に対する税を軽くすることが出来ません。
確かに動きは激しく、大幅な利益を得るチャンスはあるのですが、株と違って非常に分の悪い勝負になると言わざるを得ません。
感覚的には完全に競馬であり、所謂馬券の購入が経費にならないが、勝利すれば課税されるというものと同じです。
競馬の場合は、大抵申告せずに逃げれる訳ですが、ビットコインはネット取引が中心なので、逃げる事は不可能となっていると言えます。
普通に株で儲けを狙ったらいいのではないかと思うのですけどね。
値上がりしている時はお祭り騒ぎで、下げてくれば右往左往は株も為替もビットコインも同じと言えますが、単に資金量のバランスだけで値動きが決まるビットコインよりは、業績や材料などで動く株の方が値動きが分かりやすいですし、やはり損金が認められている株が良いと思うところです。
しかし、何故にここまで個人投資家が乗り気にならないのですかね・・・。
思い起こしてみると、利益に対する軽減税率が廃止されて、10%になっていたものが20%になった辺りからおかしくなってきたような気がします。
こうした個人投資家を軽視した税制を執り行うから、株離れを起こしているとも言えるでしょう。
個人投資家に戻ってきて頂くためには、再度の軽減税率が必要だろうと思っているところです。
20%なんて取り過ぎだ!と、どんどん議員に訴えて行くべきだと思うところです。
再度の軽減税率を手に入れれば、個人投資家はまた戻ってくるきっかけになるし、ビットコインの様なものにはそれ程資金は流れないでしょうし、乱高下による被害も減るだろうと思っているところです。
まあ、株が上昇しているところで軽減税率なんてやるはずもないのですけどね・・・。
そういう意味では、個人投資家が戻ってくる日は遠いのかも知れません。
という事は、相場の寿命は長くなるし、既に参戦している方達はしばらく有利に戦う事が出来るのかも知れません。

個人が本気で買ってくる様になると、その相場は終わりに近くなりますからね。
これは、ビットコインの多くが日本人が所有している状態となり、相場が天井を打ったのと同じ原理です。
個人が本気になって買ったらその相場は終わりなのです。
相場の世界で勝ちたいならば、これは覚えておくべき重要事項だと思います。
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