外資も売り越しですが、累計で考えれば何ら問題もない事ですし、年末要因もそろそろ終わりという事で、来週あたりからは買い越しに転じて来るのではないかと思っているところです。
ポイントになるのは26日の年内最終受渡日で、これを過ぎると来年度の決済になりますので、売りのピークと考えるのはこの26日が重要な日となるでしょう。
ただ、そんな事は誰もが承知している事であり、それを大人しく待つべきだとは思いません。
27日から買われるなら26日から買うべきであり、26日から買うべきならば25日も買うべきでもありますし、それは今日にも値する事です。
まあ、投資家の意欲がどれ程かで買われる日が決まると思うのですが、結論としては26日を待つべきではないと思っているところです。
買われるタイミングの差は数日でしかないのですし、賢明な投資家は今日にでも買いに動くべきだと思っているところです。
さて、何故に株が高くなると予想しているかですが、もちろん好調な企業業績もそうですが、一番大きいのは日米の金利差拡大による円安効果です。
米は減税により景気を刺激し、様々な政策で米国を強くして行こうとしております。
これ程、米国第一としているのですから、急激なドル高は望まないとしても、ドル高は容認姿勢でありましょう。
財政赤字の拡大が懸念されておりますが、景気が良くなれば税収は増えるのですし、この懸念は丁度よいブレーキの様なものと考えておけば良いでしょう。
ですから、どう考えても当面は上であり、強い米国株は継続して行くだろうと思うところです。
対する日本ですが、増税増税また増税で、政府は完全に国民を食い物にしている状態で、景気を良くしようなどとは微塵も考えていない様です。
デフレの正体とは、誰が何と言おうと増税でしかないのです。
そして、日銀は2%の物価上昇無くして利上げはないと明言しました。
利上げするのでは?という愚かな観測があちこちで出され、多くの市場関係者を身構えさせましたが、杞憂に終わった訳です。
増税路線である限りデフレからは脱却できないので、利上げはない。
これが私の見方であり、日銀の発言は当然以外の何物でもありませんでしたが、黒田総裁の上げ足を取るような分析をしていた市場関係者にとっては驚きだったかも知れませんし、方針転換をせざるを得ないという事になったと思います。
少なくとも政府は2019年には消費税を増税するのですから、それまでの間に株価が落ちては困るのですし、これでデフレが深刻化するのは目に見えた話ですので、それを前に日銀が利上げするなんてことはあり得ないのです。
まあ、また言葉の端端をつまみ上げて、日銀の政策が変わるのではないか?とか、色々と混乱する様な事があろうかとは思うのですが、基本的なところを間違わなければ、相場を見誤ることもないでしょう。
よって、この様な流れの訳ですから、円安は進みます。
そして、株は上昇して行くのです。

ですから、多くの個人投資家は売り越しであり、株離れは進んでいると思いますが、売っている場合ではないというのが、私の見解です。
今は買い時の銘柄が沢山ありますし、こういうところで買って行かねばならないだろうと考えているところです。
どれを買うのが一番良いかは分かりませんが、期待できる銘柄を買って行けば、年末から来年にかけて大きな利益をもたらしてくれるものと信じているところです。
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