法人税減税を好感しているのかと思われますが、減税の条件は賃上げにある様ですから、賃上げすれば所得税が増える訳で、国としては痛くも痒くもないでしょう。
これを減税策と言うのであれば、それはもうお粗末の一言に尽きます。
まあ、企業の内部留保は過去最大であり、トヨタなんかは17兆円も内部留保が有りますからね・・・。
このようなお金が動き出す可能性があるという意味では良いとも言えますが、実際何処まで効果があるかです。
結局、再来年には消費税を増税する訳ですから、いくら賃上げで個人所得を増やしたとしても、それが景気をよくするとは思えません。
多くの消費者は、増税へ向けて準備をするだけですし、その後も生活防衛に力を入れて行く事でしょう。
個人を狙い撃ちにした税制を続ける限り、デフレからは脱出できないし、幸せな国は作れないと断言して良いでしょう。
本来、国民はこうした愚かな税制に対して異議を唱えるべきなのですが、国の借金、国の借金と、何度も何度も聞かされてきており、もはや誰もそれを疑わなくなってしまったのです。
そして、借金は不味いから増税も仕方ないな・・・と。
しかし、増税には賛成するが、消費を増やそうとは誰も思わないのです。
政府はその辺を分かっていないのでしょうかね。
増税は受け入れさせるところまでは狡猾ですが、景気を浮揚させる力まではないのです。
まあ、景気を良くしようというのではなく、単に税を安定的に集めたいというだけの事でありますので、こうしたくだらない政策になるのですけどね。
結局、官僚というのは優秀な人物程さっさと退職して民間で稼ぐようになるので、つまらない人間しか残らないそうなのです。
市場原理から考えますと、確かにそうなのだろうなと思いますし、それが日本をダメにして行っているのだろうなと。
そもそも国の借金という話でありますが、外国に貸しているカネは有っても、借りているカネはありません。
だからこそ信用度が保たれており、国債が値下がりしないのです。
そして、利払いに使われるお金とは、金融機関の収入でもありますが、我々の預貯金に対する利息でもあり、決して無駄になっているだけのものではないのです。
これが、殆ど外国資本で買われているとするならば、それは富の流出に他なりませんが、国債を買っているのが殆ど国内の金融機関なので、問題はないと思います。
結局、個人がカネを使わないのですから、その代わりに政府が使ってやっている状態であり、正しい形とは思いませんが、壊滅的な話でもないのです。
本来は、減税で消費を喚起し、自然循環型で国も個人も豊かになればいいのですが、そこまで頭の切れる官僚も居ないのでしょうね。
まあ、こうしてどこまで搾り取られて行くのか分かりませんが、消費税を10%に上げた頃には大変な事になりそうな気がするところです。
さて、株式市場の方ですが、予想が本当に難しくなってきております。
個別はまだよいのですが、日経平均に関しては本当に分かり難い状況です。

ちなみに、以前にこのブログでご紹介したあの銘柄(2160GNI)を覚えて居られますか?
最近ではこれが一番強力にメンバーに推した、推奨銘柄となっており、ヒントも何度か出してきました。
メンバーへの推奨は420円台からであり、ここまでで200円幅の上昇を得ております。
ヒントとしましては、未だ手仕舞い指示は出しておりません。
大分高くはなってきておりますが、加速してきておりませんし、未だ買っても良いだろうと思っての一般公開ですが、一般向けには細かい利食い指示などは出しませんし、買い場の指示も行いません。
買おうと思っている方は十分にご注意頂きますようにお願いします。
まあ、また新たな銘柄も出て来ると思いますし、一つの銘柄に固執する必要はないのですけどね。
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