私には何も変わっていない様に見えますが、北朝鮮がミサイルを飛ばすだ、飛ばさないだで右往左往している相場は滑稽に見えて仕方がありません。
不安な気持ちも分からなくもないのですけどね・・・。
ただ、これよりも気になるのは、NYダウのチャートです。
私はテクニカル信者ではありませんし、そこまで重要視する事はないのですが、7月末に空けた窓が、今回の下げで埋まっていないのです。
21756ドルの窓が埋まるか埋まらないか。
埋めて安心となるのか、埋めずに強さを示すのか。
その前にも26日に空けた窓があり、小幅ながらも二空状態ですから、強いと言えば強いのです。
ですから、このまま上昇に戻る可能性も十分にあるだろうと考えているところですが、上は上で22200ドルに届かなかった上髭がありますし、このまま揉み合いに入るのかも知れないな・・・とか、色々考えているところです。
他の言い方をすれば、そんな事しか考える事が出来ないつまらない相場だという事も言えますけどね。
今の兜町は、多くの投資家がお盆休みで動きがないですし、面白味がないのです。
そろそろ帰ってくる投資家も居るし、動きも出て来るかなとは思っているのですけどね。
日経平均にとっては、こうした北朝鮮がどうだとかいう話はダメージにつながりやすいのですが、よほど荒れない限りは材料株には問題ない話ではあるのです。
ただ、そうは言ってもこの日経平均の値段はどうでしょうか?
EPSが1400円を超えてきており、もはやPER14倍割れです。
日本の本土が焦土と化すような戦争ならば、それは影響はあるだろうと思うところですが、そこまでの事態に至る可能性は低いと思うのですけどね。
怖いのは、こうして北朝鮮が目立っている影で中国がどんどん軍拡し、日本に対する領空侵犯、領海侵犯を頻繁に行っている方が、よほど日本の脅威だと思うところです。

今のところは米に守ってもらっているから良いとしても、米に手のひらを返されたら日本は危機です。
核兵器はない方が良いに決まっていますが、相手が持っている以上は持たなくてはならないし、仕掛けて来られたら対応できる能力を持つべきですし、仕掛けようとしているのを潰すぐらいの能力は持つべきでしょう。
殴られるのを待ってから殴る。
それなら仕方がないと、なるのが喧嘩ですが、戦争は人が死にますからね・・・。
最前線で自衛隊員が死んでから反撃では、自衛隊員に申し訳ないとしか言いようがないと思うところです。
繰り返しますが、目立つ北朝鮮よりも、中国の方が、よほど問題に見えます。
こういう力の問題は、力以外で解決しようがないのです。
話し合いの結果はいつも吸い取られるだけ・・・。
日本政府の「遺憾の意」にはもう飽き飽きしている方も多いのではないでしょうか。
戦争で迷惑をかけたし、元気のない中国は支援すべきと、甘い行動をした結果、確かに中国は立ち直りましたし、中国が立ち直れたのは、少なからず日本の力によるところもあるはずです。
しかし、元気になって来たと思ったら武器を取って牙をむいてくるのです。
中国なんて、所詮はそんなものでしかないのですが、それでも見方を変えない日本は平和ボケしているとしか言いようがありません。
韓国にしても同じです。
でっちあげの慰安婦問題を大きくしたくないためにカネで解決しようとし、解決させたと思ったら大統領が交代してご破算ですからね。
こうなる事は、誰にでも予測出来ましたので、合意当初にブログでもそう書きましたが、官僚も政治家もどうしてこんなことが分からないのでしょうね。
それとも何か他の意図があったのでしょうか?
さて、話を株と経済に戻しますが、ボロボロの安倍政権でありますが、功績はない訳ではありません。
ないに等しいのですが、外交は頑張ったと思いますし、企業業績の押し上げには成功したと思います。
主に円安誘導による業績拡大でありますし、原油安の追い風もありましたから、その手法が褒められるものではありませんし、運が良かったとしか言いようがない部分もあるのですが、国民の生活を輸入物価の上昇やら、消費税の増税やらで苦しめつつも、株価を上げる事には成功しているのです。
私は、国民の生活は苦しくなると予想しておりましたが、株価の上昇も予想しておりましたので「安倍政権からの経済的ダメージは株で補てんしましょう」と、ずっと提案して来ました。
そして、それはその通りの結果となっております。
今後、企業しか見ていない安倍政権がどうなって行くのかと言えば、結果は滅亡でしかありません。
滅亡から逃れるためには、国民の目線に戻った正しい政治を執り行うしかありませんが、彼らに実行できますでしょうか?
日本には1億人以上も国民が居て、個人資産は1800兆円もあるのです。
輸出を頑張らなくても、内需を拡大すれば、国は豊かになるのです。
さて、この簡単な事実に気付き、行動する事が出来るのか?
この辺に注目しているところです。
とりあえず、株式市場は安倍政権の功績でEPSが1400円越えですし、9月中間決算には1500円をも超えて来る様な気配です。
この業績を根拠に、相場は未だ盛り上がる場面があるはずなので、まずはここで稼いでおきましょう。
後は政治次第で、上にも下にも可能性がありますので、注意が必要ですが、そこはまあ見ていればどうすれば良いかが分かると思うところであります。
今は北朝鮮がミサイルを発射するかどうかばかりが材料でありますが、そうではなくなる日が来る事を忘れない様にしたいところです。
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