昨日の東京株式市場は、北朝鮮が更に挑発的な発言をし、トランプ大統領もそれに応酬という事でリスク意識が増大。

平穏だった日経平均はオプションの売りがかさんでいたために、これが反対売買に動いて大幅に下げる結果になりました。

ただ、大幅と言っても1.29%程度の下げであり、大した下げではありません。

まあ、一か月以上19700円台がなかったですから、驚きはあったかも知れませんが、相場と言うものはこの様なものであり、驚くレベルの事ではありません。

この下げで日経平均のPERは14倍すら割り込んでしまいましたので、更に円高にでもなって行かない限り、相当な割安水準という事になりますが、そもそも14倍台そこそこで割安水準でありましたので、前日よりも割安になった・・・。

ただそれだけなのですけどね。

相場というものは上に行くには下に行く必要があり、こうした下げは上げの前兆とでも捉えておけば良いかと思うところです。

ボックスで安穏としていた投資家は、株式での運用を見限って、オプションのコールと、プットの両建て売りで利を得ていた様ですが、大幅に下げたり、大幅に上げたりすると、莫大な損失を被る危険な取引でありますが、昨日はたった1.29%程度の下げでも右往左往していたと言えますが、今度はこれが上げに転じても同じような事が起こるのです。

オプションの売りは嵩めば嵩むほどに、株価の動きを増幅しますので、こうして停滞していながらも、マグマは溜まり続けているし、その答えは何も急落だけではないという事です。

誰も大幅な上げを考えていない今は、逆に大幅に上げる可能性のある時だと認識して行くと良いかと思うところです。

ところで、この北朝鮮の問題ですが、大丈夫でしょうか?という旨の質問を結構頂くのですが、私はそれ程心配しておりません。

以前にもレポートしておりますが、基本的に北は国家を持続させたいだけなのです。

グアムを攻撃できるとか言っておりますが、仮にグアムを火の海にしたとして、その瞬間に北は世界地図から消滅するのです。

北の目的は完全に潰える事になりますので、これでは本末転倒であるのです。

ですから、北は吠え続けるとしても、結局は何もできないというのが現状なのです。

トランプ大統領もその辺は分かっているはずで、相手にしなければ良いのですが、性格がそれを許さないのか、北の馬鹿な発言に反応してしまっておりますからね・・・。

レベルは非常に低いですし、米は大人になってくれと、願うところであるのですが、これで株価が動くのですから、ある意味では狙い通りなのかな?とは思います。

また、他の視点からも考えてみますと、米が北を地図から消すのは簡単だと思うのですが、消した後にどう処理するかが問題です。

資源でもあるならば、再建の価値はあると思いますが、あそこには再建させるほどの価値はないのではないかと思うのです。

米がカネにならない戦争をカネをかけてするか?

答えは否だと思います。

表面上は北をけん制している中露でありますが、戦争とまでなればバックアップする可能性もありますし、北を攻めるのはリスクだらけと言わざるを得ません。

何故にバックアップする可能性があるかと言えば、中露にとって北は米を韓国で止めておく防波堤の役割であり、北がなくなって米領が中露の国境に隣接するのは避けたいはずだからです。

ですから、あんな馬鹿な事ばかりやる北ではありますが、実はその辺の事も分かった上での絶妙な挑発なのかもしれません。




まあ、流石に今の経済制裁はきついのではないかな?と思うところですし、北もやり過ぎたのでは?と思うのですけどね。

という訳で、事が起こらないとは言い切りませんが、起こる可能性は低いと見ている訳です。

起こってしまったら、それはその時に考えれば良いのです。

それでは遅い?いや、それは現時点で目一杯に買っていればそうなるでしょうけれども、それでは勝てませんので、そんな取引はしない様にして頂いているのが、私の現在の方針です。

投資顧問はただ推奨銘柄を出すだけだと思われがちですが、そんな単純ではないのです。

私の目的は、メンバーに利益を出して頂き、株を上手く楽しんで頂くことであるので、今はそんなところに気を配ってレポートをしている次第です。

株は大きなお金がかかっているケースがほとんどですから、上手くやれれば人生をとても華やかにしますからね。

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