先週末の米国株に大きな動きはありませんでした。

引き続き原油が値下がりしており、米にとっても個人消費にはプラスに働くと思いますが、波乱含みの状態は続くと見て良いと思います。

先週も書きましたが、原油価格の下落はベネズエラなどの中小産油国には大打撃であり、いつ破綻してもおかしくないですからね。

そうなると、ベネズエラに巨額の出資をしている中国には大打撃でありますし、中東も戦争に突入して原油価格を押し上げる作戦に出る可能性もありますし、原油安は何処でどんな爆弾に火が付くか分からない面倒な問題であると言えます。

ただ、多くの日本企業、個人消費にとっては、間違いなくプラスの要素であります。



原油安を背景に買われる企業もありますし、引き続き日本株は材料株を中心に賑わうものと思います。

日銀はどんどん日本株を買っておりますし、手放すつもりもなさそうですから、相場全体も売り仕掛けで崩そうという動きは感じられません。

流動性の低下を嫌う向きもありますが、外資主導で乱高下する相場よりはやり易いかなと思いますし、意外と悪くないのではないかとも思うのですけどね。

ただ、このまま行くと、多くが国有企業状態になってしまいますから「本当にそれでいいのか?」とは思います。

一番いいのは、個人投資家が目を覚ますことでありますが、どうもね・・・というのが現状です。

話題になるのは民事再生法を申請した7312タカタとか、まあいいのですけどね。

今日も買い気配スタートの様ですし、やはり先週の売り気配は面白いところだったなと思いつつも「本当にそれでいいのか?」と、また思うのです。

ちょっと考えて欲しいのは、タカタは民事再生法であり、最終的には1円になる可能性があるのです。

確かに、自動車会社が1兆円ほど借金を肩代わりしており、このまま潰れられては困るという事で、どこかが助けるのではないか?と、そんな思惑はあると思います。

ただ、それは単なる思惑に過ぎない話であり、決まったことではないのです。

週明けの今日は買い気配スタートで、上昇しそうな気配を見せておりますし「買って良いのか?」というような質問もあるのですが、博打以外なら見ているだけが正解だと思うところです。

どうなるか分からない話にカネを賭けるより、どうなるか分かっている方にカネを賭けた方が、間違いなく効率が良いのです。

まあ、こういう派手に動いている銘柄は、上手く乗れればあっという間に大金を手にできますけどね・・・。

ただ、こんなことが話題の中心になる様では、外資と日銀に支配された相場からは抜け出せないだろうなと思うところであります。

しかしまあ、とにかく個人投資家の多くは投資も投機も下手ですね。

色々やってダメになって、どこかで特別な情報とやらを手に入れて、一銘柄にどんどんカネを投入して行くとか、本当に愚かだと思ってしまいます。

私のところにも特別な情報はありますが、一銘柄に集中して投資するなんて馬鹿な事は絶対にお勧めしません。

どんなに確実な話であっても、何が起こるか分からないのです。

まあ、絶対に大丈夫なんて情報はこの世に存在しませんが、「大丈夫だろう・・・」位なら結構ありますからね。

ですから、この「大丈夫だろう・・・」に対して分散投資をして行くのが一番だと思っているところです。

本当は、人を騙すには「絶対に大丈夫」が最高の殺し文句なのだと思うのですが、そんな事をやってもどこかで失敗するし、その時は本当に甚大な被害が出ます。

S氏の相場観は10周年を迎えますが、こうして10年間もやってこれているのは、ただひたすらにメンバーの利益を考えているからだと自負しております。

ちなみに、絶対に大丈夫で怖いのは2度目だと知っておいてください。

1度目で成功した後の方が、間違いなく調子に乗っているので、ここで受ける被害の方が甚大で、この2度目の取引で命を自ら絶つ投資家が多いという事を・・・。

暗い締めくくりでありますが、調子に乗って全てを失って、死んでいった投資家は数えきれないほどに居るのです。

株は大きなお金がかかっているケースがほとんどですし、人生を華やかにしたりしますが、人生を終わりに向かわせることもあります。

安易に大金を入れる前に「本当にそれでいいのか?」とよく自問してください。

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