PER100倍以上まで買われている様なハイテク株が多いそうですし、この位の下落は起こり得ることであり、問題ないとも言えるのですが、全体的にもPERは19倍越えでありますので、なかなか先行きを読むのが難しくなってきております。
ただ、一つだけ良いと思うのは、空売り比率が最高水準であり、下落時には買戻しが入りますので、大幅に下落することを防ぐ役割にはなります。
ですから、下げたとしてもあまり極端にはならない可能性があると考えております。
まあ、これを良しとするか、悪とするかは問題で、緩やかな下げが危機意識を遅らせる可能性はあります。
ですから、思ったよりも緩やかな下げでほっとしているところではあるのですが、こんなペースで続落されて、気が付いたら手に負えない値段だった・・・という事には警戒しなくてはならないと考えているところです。
ただ、こうしたじりじりとした下げであれば、そもそも買われていない日本株は逆に資金を集める可能性があろうかと思うところです。
NASDAQの下落が一時的な下げであるならば、上昇に転じた時に高水準の空売りが踏み上げられるので、思ったよりも大きな上昇となる可能性もありますが、どうなるかは観察し続けて行くしかないでしょう。
さて、今日は富士ゼロックスの不正会計がニュースになっておりましたし、数日前は安藤ハザマの領収書の改ざんがニュースになっておりましたね。

その前には東芝の問題もありましたし、好調が伝えられる中の日本企業でありますが、どうもおかしいなと。
株主から利益を求められるが故の事なのかも知れませんが、それにしても不祥事続きです。
まあ、持っていたら酷い目に遭いますが、持っていなければ好機になる事もあります。
例えばですが、東芝は売り叩かれて200円割れまで下落したのですが、220円頃から押し目買いを推奨し、レポート的には既に利食いは済ませましたが、今尚上昇で既に300円を突破しております。
一方ハザマでありますが、これは買いたいとは思っておりません。
理由としては、改ざんの理由は、恐らくは業績が不振になってきているからではないかと思うからです。
結局、基本的に日本政府は緊縮財政であり、公共事業が多くはないのです。
これが日本の景気を悪くしている主因であるのですが、この方針が変わらない限り、ハザマが儲かる構図が見えてきません。
これまではオリンピック需要期待があったので、それなりに相場になってきておりましたが、それも一巡であり、追加の材料がなければ株価は浮き上がれないと判断しているので、これを推奨することはないでしょう。
では、富士ゼロックスはどうなのか?
親会社である富士フィルムは売られておりますが、それ程強烈ではありませんね・・・。
妙味無しという事で、私は見送りです。
しかしまあ、こうして不祥事が連発しますと、株を持っているのが怖くなってしまいますね。
いい加減にして欲しいのですが、利益を求められる企業はこれからもこうした不祥事を続けて行くと思いますし、まだまだ震えて行かなくてはならないのかも知れません。
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