大抵の悪材料は先行きを読んで行動できるのですが、この件に関しては本当に難しく、現時点では予想が立てられておりません。
オバマケア代替え法案であったり、大型減税であったり、大規模インフラ投資であったりと、様々な目玉政策があったのですが、どれも実現にまではこぎ着けておりません。
特に減税に関しては、そもそも無理であったのでは?とする意見も多く、それ程期待している訳ではないとも言えますが、これらの政策に対する期待でここまで米国株が買われてきたのは事実であり、このままトランプ大統領が辞任や弾劾に追い込まれるようですと、株価へのダメージは相当なものとなるでしょう。
ただ、副大統領のペンス氏はトランプ氏よりはしっかりしているのは間違いないと思いますし、政権を引き継いで修正を加えてくれれば、株価は更に上昇する事になろうかと思うところです。

ですから、すんなりトランプ氏が身を引いてくれれば話は意外と簡単なのですが、とにかく彼はしつこそうですから、粘りに粘ってぐちゃぐちゃになるか、粘り勝ちとなるのか・・・。
この辺がよく分からないのです。
まあ、とにかく言えるのは、FBI長官をクビにしたのは不味かったのではないかと。
何か問題がある人物で・・・という事ならば、それはまあ分からなくもない話ですが、このタイミングでやれば突かれるのは避けられませんし、そんな事も分からないのか?とも思うのですけどね。
やはり、政治経験のない人間を大統領にしてしまった米国民の罪は重いのかなと思っているところです。
基本的に掲げている政策に間違いはないのですが、様々な既得権益を破壊しなくてはならないでしょうし、簡単なはずはないのです。
既得権益を破壊されたくないところからすれば、トランプは邪魔でしょうし、このごたごたの裏には何かがあるのかも知れませんが、いずれにしても今のトランプ大統領の行いは評価され難いと思うところです。
これに加え、日本では安倍首相がピンチで、解散総選挙に追い込まれてもおかしくない状況になりつつあります。
ヒラリー応援で失敗したものの、上手くトランプ氏に気に入られたのですが、ここへ来てトランプ氏への逆風増大ですからね・・・。
外交は確かに上手いと思う安倍首相ですが、内政に関しては酷いの一言であり、そろそろ潮時ではなかろうかとは思っていたところですが、それにしてもこのタイミングでかな・・・と。
事あるごとに消費税を10%にとか言ってる麻生氏であるとか、正直顔も見たくない様な政権ですから、交代で良いとは思うのですが、問題は誰に?
そして、何処に任せれば、良い方向に動くのでしょうか?
結局、消去法で自民党しかないのでしょうが、誰かまともな人は居るのでしょうかね・・・。
まあ、今の政治家では誰にやらせても、結果は同じかも知れませんけどね。
本当に先行きが見えにくい状態になってしまっておりますが、見えない時は見えるまで静かに観察していれば良いと思います。
分からない時に無理をしてはいけない。
これが株式投資の鉄則だと思います。
どこかでは必ず予測できる時が来ますので、それまでは少し静かにしていましょう。
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