「地政学リスクの高まり」

これが株が売られている原因であると言われておりますが、この地政学リスクというものは、面倒な存在でありまして、私が一番苦手な材料です。

いつも思う事は、結局は後付けの理由でしかなく、警戒を続けているのに株に買いが入り始め、状況が何も変わっていないのに上昇して行くのです。

下げた理由を説明したくて地政学リスクを語っているにすぎず、結局は別の要素で株価は形成されているのではないかと考えているところです。

そもそも今回の地政学リスクでありますが、昔は単純に「有事のドル買い」であり、ドルが買われて円が売られたものですが、どうも今は「有事の円買い」なのだそうです。

まあ、確かに日本は対外純資産が莫大であり、借金がないので安全と言えば安全でありますが、莫大な240兆円もの対外純資産が地政学リスクの高まりによって返済が行われないような事態になって行けば大事です。

特に北朝鮮が暴れる、韓国が潰れるなどの事態が現実となって行くとするならば、円が買われる理由などなくなる様にも思います。

また、今回の有事では安全とされる米国債が買われ、日米金利差が縮小してドル売り円買い・・・。

何が何だかよく分かりませんね。

ちなみに「近くの戦争は売り」という格言があり、朝鮮半島で戦争があれば円は売られるはずですが、本当に売られるのでしょうか?

結果は誰にも分からないと思うところですが、地政学リスクという事で物事を理解しようと思うから訳が分らなくなるのではないかとも思うのです。

今日はSQ前の水曜日ですし、目先で一番安い値段をつける日になる可能性は高いと思っています。

地政学リスクばかりに目を奪われず、こうした視点からも相場を見て行ってはいかがでしょうか?





ところで、北朝鮮は本当に腹立たしいですね。

安倍首相は外交が上手だと思いますが、基本はやっぱり弱腰なのですよね。

実際にやるかどうかは別にして、「これ以上ミサイルと飛ばしたら自衛隊を送り込むぞ!」ぐらいは言ってもいいと思うのですがね。

北朝鮮はもはや話をして分かる相手ではないのです。

攻撃能力も持ち、明らかに日本を攻撃、または脅威に晒すのであれば、戦争も辞さないぐらいの覚悟は必要なはずなのです。

平和ボケしている日本人が多いかと思いますが、話して分からない相手には力で屈服させる以外に方法はないのです。

ちなみにですが、トランプ大統領が、本当に大統領になった日をご存知でしょうか?

それは、4月7日です。

そう、シリアを攻撃したあの日です。

あの日から批判を続けていたCNNなどの大手メディアが手のひらを返し「これでこそアメリカの大統領だ!」と大讃美であったそうです。

攻撃により、間違いなくトランプ大統領の支持率は上昇したはずですし、議会はトランプに逆らえなくなって行くはずです。

実行力が疑われているトランプ大統領でありますが、そんな考えはさっさと捨てて、次に向かわないとすっかり置いてけぼりを食らう事でしょう。

世論の変化は一瞬ですので、こうした変化を見誤らない様にしたいものです。

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