昨日はえらい一日になりましたね。

日経平均の下げはそれ程きつくもなかったのですが、材料株が総崩れで兜町は大慌てでありました。

今年に入ってから買い姿勢となっていた個人投資家の多くは新興市場に向かっていた訳ですから、この下げでのダメージは相当大きなものであったと思います。

間違いなく追証が発生しておりますし、こうしたダメージの回復には数日は要するだろうと考えているところですが、そもそもなぜにこんな下げが出たのでしょうか?

昨日の時点で警戒されていた材料は「東芝の上場廃止」「北朝鮮の動向」「米中首脳会談」等ですが、中には米が北朝鮮を爆撃するだとか、あり得そうな話も真のように語られてました。

どれも承知している悪材料でありましたし、それ程気にするような材料ではないと判断しておりましたので、投資方針は引き続き強気維持であったのですが、マーケットは何故かこれらの材料に過敏に反応したために、昨日の様な下げが出たのです。

こうした過剰反応にも対応して方針を打ち出せればよいとも言えますが、私も完全にマーケットを掌握している訳ではなく、読み切れないものはこうして存在するのです。

まあ、よくよく見れば個人が買っていた新興市場が行き詰まっていたので、調整は必要だったとも思うところではあるのですが、それにしても4月は高いとの見方の方が強かったので、この下げへの反応は難しかったな・・・と反省しております。

ただ、昨日の下げを見ながらレポートしたのは、こうした材料で下げているところで弱気になる必要はないという旨のものでありました。

株はある程度のリスクを抱えているのが当たり前で、常にそのリスクの度合いを考えて行動して行くしかないのです。

ですから、株で利益を得ようと思うならば、絶対にして行かなくてはならないのがリスク管理でありますが、ここで誰にでもできる最も簡単なリスク管理の一つを伝授いたします。

それは、現物取引であります。 

ばかばかしい話かもしれませんが、これが最強のリスク管理方法です。


市場には様々なリスクが存在しますが、あらゆるリスクを増大させているのがこの信用取引です。

まあ、プロになりますと、信用でガッチリ勝負をして緊張感を高め、微妙な変化も見逃さず、的確な損切りと、レバレッジ効果で大きな利益を得て行くという事も出来るようになるのですが、そこまで行ける人はそう多くはありません。

そこを目指すぐらいならば、現物の範囲で余裕を持って行動している方がよほど良い結果が出ます。

ただ、いくら余裕があっても、先が読めなくては仕方がありません。

昨日の下げを見て、どうしよう?どうしよう?では話になりませんので、判断が出来難い場合はプロの意見を参考にすべきでしょう。

日米共に増益見通しの相場で、外資が年度末に利益確定を出して、新年度の買戻しを予定ですし、当然東芝は上場廃止にならないし、北朝鮮も当分吠えているだけで、噛みついてきません。

また、中国も米と正面から喧嘩はしたくないはずなので、何か適当な譲歩策で乗り切る事が予想されます。

正直北よりも中国の方が色々と問題ですから、やるなら徹底的にやった方が良いとは思うのですが、今回の首脳会談でそこまでの問題を起こすとも思えませんし、まあ無難に終わるのでは?と思っています。

とにかく、目先は予想外の事が起こる事もあるのですが、重要な事はそれに対処できるかだけであり、全てが予想通りに動く必要はないのです。

また、予想と結果が違った時に、それがどの程度のずれなのかを検証し、間違いであったならば方向転換ができるかどうかという事もありますが、方向転換をする場合に邪魔になるのが信用取引です。

現物ならば売ってしまえばそれで済むのですが、信用はそうもいきませんからね・・・。

ですから、本当に勝ちたいと願うならば、最低限現物取引とすべきだと考えているところです。

ただ、どうしても信用を使いたいのであれば、信用分は日計りで持ち越しをしないとして行けばよいと思います。

そうすればリスクは最小限に抑える事が出来るだろうと思うところです。

ところで、昨日は4桁もあり得るとレポートした7725インターアクションでありますが、色々検討した結果、メンバーには利食いして頂くことにしまして、昨日の寄り付き前に手仕舞いするようにレポート致しました。

また次の銘柄も楽しみにして頂ければと思います。

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