権利付きが終わったところで、今日は配当分の130円ほどが日経平均を押し下げますが、相場の雰囲気は好転してきておりますし、この下げ分を埋める事が出来るかどうかに注目しているところです。
私の予想は「埋める」でありますが、さてさてどうなりますか。

株式市場の状況でありますが、ここのところトランプ大統領の実行力に疑念が大きくなっていると盛んに報じられ居りますが、色々な意味で本当にそうなのか?と思いながら見ているところです。
本当にトランプがダメであるならば、どうして株価はしっかりしているのでしょうか。
確かにトランプ相場というものは存在したと思うのですが、一番重要だったのは上昇のきっかけを作ったことでしかなく、基本的には米経済が既に良い方向に向かって行っていたという事なのだと思うのです。
最後は批判の多かったオバマ元大統領でありましたが、経済政策についてはそれなりに成果は出していたと言う事になると思います。
まあ、貧富の差は確実に拡大しましたし、治安も悪くなりましたし、中国の暴走を許したのもオバマでありますので、総合的にはダメな大統領だったと思いますが、経済政策だけを見れば成功だったという事になるのだと思います。
ですから、トランプ効果が剥げてきているのに、相場はしっかりなのだろうと考えているところです。
また、日本株でありますが、これもまた増益基調でありますが、これは政治のおかげとは思いません。
この増益は、あくまでも企業努力であり、この環境下でよくここまで頑張ったなと思うところですが、相場の方は今一つパッとしておりません。
この原因は、やはり期末の売りが予想以上にきつかったことにあると思います。
本来為替も110円を割るほどの円高に向かう程ではなかったはずなのですが、大幅に円高に向かって株式市場が荒れた事は解説するまでもない事と思います。
この円高の理由でありますが、日銀がどんどん国債を買い取ってしまっており、国債を買いたくても買えない状態になっており、それが相場の歪みを作り出した結果、円が予想以上に高くなってしまった原因だと思うところであります。
ですが、この問題の歪みを作り出していた主因は3月期末を迎えるにあたっての特殊要因であり、いつまでも続くものではないと考えております。
場合によっては最後の最後である31日までもある可能性は残りますが、多くは昨日までに終えているはずですし、ここからは予想以上に円高になる可能性は低くなっているのではないかと考えているところです。
ですから、現時点での弱い場面は強気で対処して行けばいいだろうと考えているところです。
さて、225はプラスで始まりましたね。
やはり強いと思いながら見ているところですが、予想通りプラスのまま引けるかどうかに注目して行きたいところです。
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