トランプ大統領はどんどん公約した政策を実行に移しており、ビジネスマンらしく?やると言ったらやる男なのだなと感じているところです。

メキシコとの国境に作り始めた本格的な壁は、その費用をメキシコに払わせると豪語しており、費用を払わないなら会談の意味はないとトランプ大統領が伝えており、当然払いたくないメキシコは会談の予定をキャンセルして来ました。

これは、完全に険悪なムードであり、嫌な予感しかしないのですが、米国人の倫理観というのは本当にそんなに酷いものなのでしょうかね・・・。


しかし、あまりにも横暴過ぎやしませんか?

壁を作ることに反対はありませんが、やり方はかなり問題だと思うところです。

この他にも、火種を作りそうな事はいくつもあり、イスラエルにはエルサレムに大使館を設置するなどと言っている様です。

反グローバルを旗印に当選したトランプ氏は、グローバル思想のユダヤの考えに反するものであり、イスラエルと仲良くなるはずがないと思っていたのですが、蓋を開けてみたら家族もユダヤ教だそうですし、イスラエルとはベッタリの関係になりそうで、その象徴がこの大使館をエルサレムに、であると言えます。

しかし、これをやったら中東諸国が激怒するのは間違いなしで、本格的な中東戦争が再開する可能性すらありそうです。

まあ、米は戦争が大好きで、第二次世界大戦から休みなくどこかと戦争をしているのですし、米にとっては次の戦場を作るのは重要な課題であり、これにて終わりなき戦争国家は継続して行く事になるのだと思いますが、やはり米には「偉大」という単語は似合わないなと思うところです。

この様な状態でありますので、どこで何がどうなってもおかしくありません。

ですから、本当に安全策を取りたいのであれば、株は売買すべきではありません。

しかし、皮肉なことに、この様な不安があるからこそ、相場というものは盛り上がって行くものなのです。

結局、相場の世界で何が一番の上昇材料になるのかを考えた場合、それは「空売り」の存在だと思うのです。

もちろん業績の上振れなども材料になりますが、これはある程度計算されてしまいますし、買いが集まり過ぎれば上値が重くなり、決算が出たら良質でも出尽くしになって急落なんてこともあります。

ただ、空売りに関しましては、下がらなければ買い戻される性質がありますし、買いと違って上昇した場合の損失が無限大なのです。

ですから、空売り後に上昇されると踏み上げが起こる訳ですが、この踏み上げ相場はかなり美味しい取引となります。

今の相場はこの相場を懐疑的に見ている個人の売りが多く、大きく踏みあげる程ではないと思いますが、相当やられている状態のはずです。

持っていた現物を処分している位ならいいのですが、このおいしい相場で空売りなんて、正直問題だと思います。

私も、いずれ相場は下げに転じると考えておりますが、少なくとも今ではないと思います。

暴走トラック状態のトランプ大統領は、あらゆるものをなぎ倒しながら進んで行きますが、今のところはなぎ倒したところに道が出来ている状態で、全く問題がありません。

まあ、その内損害賠償を請求されそうですし、どこかでは壊れるやり方だとは思いますが、壊れるまでのこの道を歩めばいいのです。

障害物をなぎ倒しただけの足場の悪い道ではありますが、相場師としてはこの位の足場の悪さは心地がよい位です。

特に今は日経平均が動き難くなっており、材料株の方に資金シフトが進んでおりますので、材料株が色々と上昇して来ます。

ここのところの成功例はいくつもあるのですが、本日は推奨銘柄の6391加地テックに三井造船が公開買い付けを実施するとの材料が発表され、20%以上の上昇となっております。

公開買い付けは364円でしたので、これ以上に騰がる事に期待は出来ませんし、後数円を稼ぐために神経を傾けるよりも利食いをして行けば良いと思うところです。

利食いをしたならば、次の銘柄に資金を振り向けて行けば良い。

ただそれだけの事です。

まあ、いずれおかしくなるとはお思いますが、この材料株相場はまだ続くと見ております。

この材料株相場が続いている内に、どれほど利食いができるかどうかが勝負となる訳です。

ちなみにですが、100万円の資金でも2割の利益を13回こなすと1000万円を超えます。

今の相場はそれが意外と可能だと思うところです。

まあ、実際はそう簡単には行かないのですが、こんな考え方もあると考えて手堅く利食いを入れて行く手法も採用してはいかがだろうかと思うところであります。

では、またお会い致しましょう。

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