さて、今年の売買動向が先日の日経新聞に出ておりました。
タイトルは「日本株購入、日銀が最大」「今年4兆円超 海外勢の売り吸収」でした。
確かに年の取引を平たく見ればこの通りなのですが、時間軸を合わせて行くとちょっと違う風景になりますね。
年初はずっと外資が売っていましたが、ここで買っていたのは年金や個人でありました。
その後、上昇に転じ、年で見れば買ったのは外資と日銀で、個人はどんどん売っております。
ですから、足元で見れば個人売りの日銀、外資買いとなるのです。
年で見るのも大事であるとは思いますが、足元はもっと重要であると考えるべきでしょう。
しかしまあ、日銀は本当に凄いですね。
こんなに高いところは買わなくていいし、買うべきではないだろうと思いながら見ていたのですが、日銀は買うだけで売る必要はないところなのです。
こう考えますと、配当金は毎年ある程度は確実に入ってくるのですから、目先値下がりしても何の問題もないのです。
今年の配当金収益も相当なものでありましたし、そういう意味では日銀の一人勝ち相場であったと思うところです。
これぞ投資といった感じの、ある意味では基本中の基本みたいなものとも言えます。
そして、この買いはまだまだ続くし、これからも相場を支え続けて行くのだろうなと思うところです。
さて、この様な相場で我々個人投資家がどうすべきなのか?
多くは「高いから売り」と考えている様ですが、今からでも強気に転換した方が良いだろうというのが、私の基本的な考えです。
もちろん相場環境次第では修正して行く事になりますが、今のところは強気で居た方が良い事は確かだと思うところです。
個人投資家の心理は大分変化してきている様にも見えますが、まだまだ売りの方が多いですし、売らないまでも買えない状態であります。
今の相場は、買うか、見送るかだけであり、売るの選択肢はないのです。
そうした方針は、米大統領選ショックの最中に打ち出し、現在も継続中です。
売りは、本当に壊れたと思ってからでも間に合うのです。
上げている最中に売る必要などない。
そう考えて行動して行けば、それ程難しいものではなくなります。
「頭と尻尾はくれてやれ」
今こそこの格言を思い出して頂きたいと思います。
まあ、買い方が乱暴ですと、壊れた時に一緒に壊れてしまいますので、そうした事に対応できるような買い方をする必要はありますけどね・・・。
あくまでも基本を忘れずに行って頂ければと思います。
さあ、今日は何を仕込みましょうかね?
また、今日は何が利食いできますでしょうか?
先週は4463日華化学の1部昇格予想が的中して大幅な利益を得ましたが、今週もまた何か面白い動きがあるのではないかと期待しているところです。
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