昨日の東京株式市場は勢いよく高値を更新したものの、後場には急速に上げ幅を縮小してしまいましたが、この上げの原因は空売りを入れていた個人投資家の間にある程度の踏み上げが起こったとが要因の一つとして挙げられそうです。

空売りを入れている個人投資家の気持ちは痛いほどに分かるのですが、この相場では空売りをすべきではないと、書き続けておりますし、取るべき行動は「買い」であるして何度もレポートしてきている次第です。

昨日の踏み上げにしても、外務員などに聞いた話では、一部を踏んだ状態で、売り姿勢はそのままだし、もっと高いところで売ってやろうと考えている客が多い様でしたので、踏んだとはいえ本格的な踏みではないし、劣勢ながらも戦闘態勢の投資家が多そうです。

高いところで売りたいと考えるならば、買いで取ればいいのに・・・と思うのですが、まあ確かに買うとなれば怖いのも事実であります。

今日は米の雇用統計、日曜日はイタリアの国民投票。

この週末は株は持ちたくないと思うのが普通ですし、持たなくてもよいだろうとも思うのですが、取るべき行動は「持ち高調整」か「押し目買い」であり、「空売り」の選択肢は、依然として私の投資戦略にはありません。

私もいずれ売る側に回ると思いますが、売るべき相場は今ではないし、売りを検討するまでもない上昇相場だと思っているところです。

とにかく、こうした「売ってやろう!」的な動きが強い間は天井なんて付きません。

外資は買い姿勢、日銀は押し目買いで、時にはザラバの押し目ですら出動して来ます。

なんでいつも同じ額なのかは分かりませんし、このやり方には弱点があるのですが、何にしても外資と国が買い姿勢である中で、どうしてそれに逆らわなくてはならないのか?

売っている投資家の皆さんは、こうした事をよくよく考えるべきだと思うのです。

天井を打つときは、「やっぱり上か!」と、多くの投資家が考え始め、買いが増えて行った後です。

ただ、今度の場合は売りに売った個人が、泣く泣く踏まれた局面になるのかも知れません。

それはいったいいくらなのか?

19000円ぐらいじゃ泣く泣く踏まれたりはしませんよね・・・。

20000円?

21000円?

値段は決めつけてはいけませんし、あくまでも日々検討を重ねて最新の予測で行動して行くべきでありますが、下落を取ろうと思うぐらいならば、この位の値段を見ていても良いと思うところです。

ただ、日経新聞を見ていても、大分上げに肯定的な記事が出てきておりますし、少しずつ警戒は強めて行かなくてはならないとは思うところです。

まだ売るべき相場とは思いませんが、微妙な変化を見逃していくと、大きなミスにつながりますので、注意してください。

私は日々相場に異変がないかしっかりと観察しておりますので最新の戦略を知りたい方はメンバー登録してみてください。

ちなみにですが、高くはなりましたが、それでも買いだと推奨した8306三菱UFJフィナンシャル・グループは、遂に700円台に乗ってきましたね。

為替や原油も大切ではあるのですが、相場はそれだけではないのです。

危機を認識しつつ、勝負所は勝負する。

こんな姿勢で投資活動を続けて頂ければと思います。

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