株は本当に強いですね。
悪材料なんて全て無視して上昇を続けているのですが、本当にどこまで行くのやらであります。
「トランプ相場」と呼ばれている状態ですが、政策の方向は明らかになっても、どこまでやるのかは全くの未知数であり、よくこんな状態でやれるよな・・・と思うところであります。
例えば、大幅な法人税減税ですが、法人税を新興国並みに下げれば、産業を復活させる可能性も出てきますが、明らかに税収は減ります。
その分国民が潤えば良いのですが、実際にどのような均衡が生まれるのかはやってみなくては分からないとも思いますが、かつて財源無しのばらまきで窮地に陥り、その負債の一部を強引に日本に肩代わりさせたレーガン大統領を思い出します。
政治経験のない人間が大統領になったのであり、発言内容は今後修正されて行くのでしょうが、方向の修正まではないだろうと思うところであり、行きつく先は何処なのでしょうね。
ところで、大統領選挙の投票直前に米を訪問した安倍首相は、ヒラリーとだけ会談して帰ってくるというミスを犯しました。
安倍さんは外交は頑張っているし、国益に適う事をやっているなと、評価していたのですが、一番肝心の米国との外交を間違えるなんて本当に困ったものであります。
「トランプの言っている事は過激ではあるが、意外と間違ってはいない。」
このことは過去のブログ記事で述べてきた通り、存じておりましたので、トランプが勝利する可能性も十分あると判断していました。
勝利しても驚きはなく、ショックも短期で終わると考えて居りましたので、あの日はメンバーに225買いをお勧めしました。(結果は225の1200円抜き)
それにしても日本の外交は酷いなと痛感させられた出来事でありました。
トランプを蔑ろ(ないがしろ)にしたツケはこれから払わされるだろうなと思うところであり、先行きを危惧しているところであります。
また、昨日は改めてトランプがTPPを否定という事で、完全に漂流状態になってしまったのですが、今更慌てている政治家は能力ゼロとしか言いようがありません。
TPPはヒラリーが勝ってもとん挫していたのです。
と言いますか、米議会でTPP推進を訴えている人間など皆無ではないでしょうか?
とりあえず、大統領候補のなかで上位に残った人の中に、TPP推進を謳っている人は一人も居りませんでした。
この状況を見て、どうしてTPPは終わったと判断して方向転換を図れなかったのか?
最悪としか言いようがありませんが、内心を語れば「オバマがやれって言ったのに・・・」と梯子を外された状況ですので、気の毒と言えば気の毒ですが。
ただ、トランプの言う通り、なんでも米国に頼っていてはダメな時代が来ているのだと思います。
まあ、頼っているというよりも、頼る様に教育され、骨抜きにされた結果がこれなのですけどね。
殆ど愚痴のような話でしかありませんが、こうしたことが読めていないと相場は読めないのです。
私は個別銘柄を外してしまうことはありますが、相場の大きな流れはほとんど外しません。
それは、こうした物事の背景を常に洞察して相場を考えているからです。
例えば、そろそろ相場の転機になる時が来るのですが、これは何のことなのか?
そして、そのために行う行動とは?
この辺が分かってくれば、勝利は手にしたも同然でありましょう。
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