代り映えのしない相場でありますが、米大統領選挙が近いですし、益々動きにくいのは仕方のないことかも知れませんね。
大統領選挙の後の相場の波乱を予想する人は多いですし、私もある程度は警戒しているのですが、今後の予想についてはメンバー向けに詳しくレポートしております。
さて、今日も相場は代り映えしないと思いますし、何かと話題の中国について書いてみたいと思います。
メンバーから提供頂いた記事ですが
中国、止まらぬ人民元安 見掛けより深刻な資本流出 ゴールドマンが警鐘
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161013/frn1610131140001-n1.htm
中国の通貨、人民元の下落が止まらない。10月から国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の構成通貨に正式採用されたが、約6年ぶりの安値水準まで売り込まれた。そんな中、中国からの資本流出は見掛けよりも深刻かもしれないと米投資銀行のゴールドマン・サックスが警告している。
人民元は「国慶節」の連休明けの10日から続落し、11日には一時1ドル=6・7148元と、2010年9月以来の元安水準になった。米国の利上げ観測やドル高も元売りに拍車をかけた。
ブルームバーグによると、8月の公式統計では、人民元決済を通じ277億ドル(約2兆8700億円)が中国から流出した。2014年までの5年間の月平均では44億ドル(約4560億円)にとどまっている。
ゴールドマンの中国担当シニアエコノミストは、越境資本がこれほどの規模になる理由をマーケット要因で説明することはできないと指摘し、ドルではなく人民元のまま越境する資本が増えていると警告した。企業が中国本土で人民元をドルに換金する動きを制限されていることが背景にあるという。
また、中国人民銀行(中央銀行)と国家外為管理局(SAFE)のデータによると、「昨年10月から今年8月までに人民元の貿易決済が主因で元の純流出額が2650億ドル(27兆4800億円)相当に達した」という。
人民元安と資本流出の背景について、週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏はこう解説する。
「SDR採用を決めた当のIMFが、中国の債務水準に警告を発しているうえ、国際決済銀行(BIS)は3年以内に中国で金融危機が起こる危険性があり、米国のサブプライムローン危機やアジア通貨危機の前より厳しい状況だと警告している。元売りや資本流出は避けられない」
というものがありました。
確かに中国のGDPは嘘だらけですが、これはもう何十年も嘘の上塗りであり、今に始まったことではありません。
問題は、その結果が世界経済に深刻な影響を与えるかどうか?
であるとか、中国に投資したお金がどうなるのか?
などであるのですが、中国国内で不動産が高騰しようが、資源価格が高騰しようが、他国にはそれ程問題はないのです。
そもそも中国は共産主義であり、個人の資産を基本的には認めていないのですし、人権だって有って無いようなものです。
この様な国に対し、資本主義の我々がああだこうだ言っても始まらないし、我々の感覚で評価しても的外れになるだけなのです。
いざとなれば不動産は取り上げるし、人を殺すのです。
外国人だって簡単にスパイ容疑でひっ捕らえてしまいますし、とにかく何でもありなのです。
ですから、何年も前から中国はヤバイ!中国は既に崩壊している!なんて本が山ほどありますし、これからもこの類の本は出版され続けるでしょう。
しかし、それが現実になる日は一体いつの日か、であります。
結局、アラブの春だとか、イスラム国だとか、欧米に反感を持って行動する極端な人たちが増えたのはどうしてか?となりますと、もちろん米が裏で手を引いて・・・なんて部分もあるのですが、その辺はおいておくとして、根本的にあるのがインターネットの発達だと思うのです。
どういう事かと言いますと、インターネットの発達により、欧米人は実に優雅な暮らしをしていると、中東の貧しい人々は簡単に知ることができるようになったのです。
自分たちは石油があるのに、王族ばかりが優雅に生活して、自分たちはなんて酷い生活をしているのだ・・・と。
そうした怒りのパワーがまたテロや戦争を起こすのだと思うのです。
一方中国はどうでしょうか?
いまだにインターネットは国内仕様で海外の情報が入らず、危険な書き込みは当局に検閲されており、危険分子はあっという間に連れていかれるのです。
中国の貧しい人々は海外を知らないのです。
日本に来るのは中国の富裕層であり、彼らは中国で良い暮らしをしているので、特に文句もないでしょうし、反乱を起こしません。
ですから、中国が崩壊するとしたら、それは自由なインターネット環境を貧しい人民が手にすることができたならば・・・となるのかも知れませんね。
そう考えると、当分は中国は崩壊しないし、危ない危ないと言われつつも、いつの間にか支配を広げ、力もつけて行く事になると思うところです。
いつの間にか南沙諸島も実効支配するし、その内尖閣も中国に支配されるでしょう。
そして、いつの間にやら石垣島もなくなり、中国の野望の沖縄も・・・。
今のままに放置すればそんな時代も来るだろうなと。
まあ、中国はそれだけしたたかな国だと知るべきです。
昔、中国と戦争をして大勝した日本ではありますが、あの頃の中国人はイギリスにばらまかれたアヘンでヘロヘロでしたからね。
ヘロヘロの中国人に勝ったからと言って、何の自慢にもならないのです。
本当の実力は、今の中国を見れば明らかであり、これを見誤ってはいけないだろうと思うところであるのです。
報道上では危ない危ないばかりでありますが、なめていると大変なことになるだろうと、危惧しているところです。
では、株はどうすればいいのか?
もう分かりますよね?
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