今日の東京株式市場は小幅反落でのスタートとなっておりますが、為替は円安傾向ですし、買われてもいいのでは?とも思ったりしております。
ただ、週末でしかも連休がありますので、ここは慎重でも仕方がないとも思うところではあります。
とはいえ、先日までの円高傾向でもそれ程売られませんでしたし、為替の割には動かない相場になったと認識すべきなのかもしれませんね。
株も債権も日銀がどんどん買って行っているので、仕掛けという意味では非常にやりにくい相場になったと言えますし、仕方がないと言えば仕方がないのですが、ならばどこにチャンスがあるかと言えば、日銀の手が及ばない中小型の材料株という事になるでしょう。
今日は小安い銘柄が多いのですが、仕込み場と考えれば嬉しい局面でありますし、こうした局面は買って行くべきだろうと考えているところであります。
特に今日は安く始まっているので、逆に大引けはしっかりする可能性が高いかと思いますので、買うなら前場が良いかなと思ったりしているところです。
さて、ちょっと気になっているのが原油高で、先日のOPECで増産凍結どころか減産合意まで行ったことが驚きとなった事がきっかけで上昇したと言えます。
確かにこれは原油価格にプラスであるのですが、米のシェールオイル生産は採算ラインが下がっており、増産に動いてくる可能性もありますし、どう考えても一方通行で価格が上昇するとは思えません。
また、そもそも需要が増さない限り、価格の上昇には限界があるのです。
確かに米景気は良好な状態と言えますが、好景気に沸くとまでは言えませんし、このまま原油が上昇して行くと考えるべきではないと思うところです。
日本にとっては原油高は貿易収支を悪化させますし、家計にとってもマイナス要因でありますので、あまり嬉しくない事ではありますが、これらは円売り要素でありますので、株価的にはまあ悪くはないだろうと思うところです。
一時の様に1ドル1円の円安で日経平均が300円も動くのであれば、株価は急騰局面となったのでしょうけれども、今は日銀が買っている状態でありますので、仕掛けらしい仕掛けはなく、良くも悪くも安定的で混乱がないとも言えますが、寂しいと言えば寂しいとも言えます。
まあ、我々には材料株がありますし、今日はパッとしない銘柄が多いのですが、こうした局面で買っておけば落ち着いたところでは利益になってくるでしょうし、早ければ大引けにかけて利益が出てくるかもしれません。
ただ、いずれにしても見込みのある銘柄を買わなくては意味がありませんので、銘柄選びは慎重に行って行くべきと思うところです。
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