昨日はノーベル賞の発表があり、3年連続で日本人が生理学・医学賞を受賞することができました。
こうして受賞するのは喜ばしい事であります。
相場の方は、先にバイオ系が湧き立っておりましたので、受賞は驚きではあると思うのですが、それ程目立った反応はないようです。
まあ、ど真ん中の3386コスモバイオはS高買い気配であり、今日は寄りそうもありませんが、今のところはそれ程広がりはないように思うところであります。
もう一日ぐらいS高に行ってくれれば、周りのバイオも湧き立つかも知れませんが、今日は未だ初日ですし、今のところはそれ程大きな動きになりそうな感じではありませんが、何にしても広がりが出てくれればと思うところです。
さて、このノーベル賞ですが、所謂ダイナマイトの利益でノーベル氏が遺言で設立させたものであります。
当然ながら当時の利益を運用しながら賞金の捻出をしている訳ですが、運用ができなければ賞金がなくなってしまうのです。
世界中で低金利化が進み、利を焦ったドイツ銀行はデリバティブ取引を拡大したが失敗して今の騒ぎに至っているのですし、これ程運用が大変な時代もないだろうと思うところです。
正味な話、もはや低金利を脱出できる可能性はほとんど残っていないのです。
需要の低迷が招いているデフレが問題なのですが、日本は見ての通り緊縮に舵を切っておりますし、欧州の覇者ドイツもまた緊縮好きで、あそこまで行くともはや病的ですらあります。
余裕のある国が、景気を良くするためには、やるべきことはやらなくてはならないのですが、これをやらないのでデフレからは本格的に脱出することは出来ないのだろうと思うところです。
昨日は日銀短観が発表されておりますが、やはり思わしくない内容でありましたし、これでは先が思いやられるなと思いました。
この様な時代でありますので、ノーベル財団の運用も苦労は絶えない事と思います。
超低金利時代があと何年続くのか分かりませんが、このままではいずれノーベル賞も消える日が来るのかもしれません。
賞金なしという形では続くかもしれませんが、まずはあまり意味のない平和賞辺りは無くしてもいいかも知れませんね。
期待を込めて・・・なんて話もありますが、無駄っちゃ無駄ですから。
ノーベルはダイナマイトの平和利用を願っていたそうですから、ダイナマイト同様に無駄と知りつつ期待を込めてというのもありと言えばありなのでしょうけれども、運用が苦しくなればどこかを切らなくてはならないでしょうからね。
ああ、他にも切れそうなところがありました。
経済学賞・・・過去の受賞者3人がファンドを作り、巨額の資金を集めて運用したが、結局は巨額の損失を出して破たん。
経済学なんて、末はこんなものであるし、別になくてもいいのではないか?なんて個人的には思ったりもします。
そもそも金をばら撒けばインフレになるとか、景気が良くなるだとか言ってるのも経済学の連中ですし、そんな初歩の理論すらも通じない世になっているのです。
結果なんてその時々のものであり、将来的に役立つものがどれほどあるのか・・・。
経済学がどうだとかよりも、もっと単純なことに目を向けられるようにならないと、超低金利の世はいつまでも終わらない様に思えてなりません。
まあ、経済学賞をなくすのはちょっと言い過ぎだとは思いますが、難解な事に首を突っ込む前に、もっと単純なところをしっかりと理解させて、日本、そして世界を正しい方向へ導いてくれればと願うところであります。
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